- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
永年お付き合いをさせて頂いているクライアントとの打ち合わせでの話し。
リーマンショックや大震災等を契機にここ数年経済環境は思わしくなかったものの、この会社の業績は好調で、大手企業含めて新卒採用を控えていた時期でありながら毎年50名規模でコンスタントに採用を行っていました。
一般的に不況になればなるほど、固定費が低く抑えられると言っても一から仕事を教えなければならないだけでなく、社会人としても育てていかなければならない新卒社員の採用は見送られ、即戦力として活用できる中途採用がクローズアップされます。
つまり新卒採用を積極的にできるのは、将来へ向けた投資が行えている、体力のある会社という意味を持ちます。
その様ななか、本業だけではなくユニークな採用活動なども含めて人事面にもクローズアップして広報活動を行ってきました。そして先日の打ち合わせ時に、「新年度も50名の新卒を迎えます」と報告いただきました。
ここからが私の反省点。
ユニークな採用方法や独自の適性検査、一般的に入社3年以内で約4割が退職しているといわれ、また同業界ではその傾向が顕著でありながら、低離職率を堅持していることなど、この会社のことを解っているつもりにになっておりましたが、同じ新卒であっても配属する部署によって4月5月6月と段階的に入社時期を迎えると知りました。しかも10年も前から...。
秋採用を行っていることは知っていましたが、入社時期=4月1日と完全に思い込んでおり、これまで確認すらしていませんでした。
数年お付き合いさせて頂いているクライアントの場合、時としてジャンルにより広報担当者よりも私の方が社内事情をよく把握している場合が出てきますが、「当然4月1日だろう」という固定観念から大きな情報を見逃しておりました。
広報担当者は刑事ではありませんが、ある意味疑うことも重要な仕事の一つであり、検証に検証を重ねていくのが重要だと再認識しました。初心に戻れ!と。
皆さんも「当然〇〇〇だろう」と思い、確認すらしていないことはありませんか?
一度、検証してみては如何でしょうか?
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