若年社員の早期離職を防ぐために、上司が気を付けておきたいことは?(第13回) - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

田原 洋樹
株式会社オフィスたはら 代表取締役 人材育成コンサルタント
東京都
人材育成コンサルタント

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閲覧数順 2017年07月25日更新

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若年社員の早期離職を防ぐために、上司が気を付けておきたいことは?(第13回)

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若年社員の早期離職を防ぐために、上司が気を付けておきたいことは?(第13回)






「職場内の諸課題を解決できるような人材を育てて欲しい」企業の人事担当者からはよくこのような要望を頂くのですが、果たして、本当にこのような人材が必要なのでしょうか?

今むしろ求められているのは・・・。





課題を安易に与えるのは思考停止状態を創り出す

正解がない時代、マニュアルが通じない時代と言われます。

職場を取り巻く環境は大きく変化し、顧客のニーズも目まぐるしく変わります。

そのような中、一体何が問題で、何について取り組めばよいのか?

日々状況が変化する中において、上司が都度、部下に対して「課題」を提示し、それを処理(解決)させることは困難な時代になってきました。

仮に、そのような「課題提示型」のマネジメントを行ったとしても、長い目で見て、その部下は常に「指示待ち」社員と化し、やがて思考停止状態に陥ってしまうのです。



サッカー選手はピッチに立てば、指揮官(監督)の声がほとんど届かず、結果的に選手達が主体的に意思決定し、行動を起こさなければ、試合をつくれません。それゆえ、非常にクレバーさが求められるスポーツの一つであると聞いたことがあります。

いちいち、ベンチのサインを見て、指示を仰いでいては、他の選手のスピードに付いて行くことは困難になります。





今求められる課題抽出型人材

今の職場環境もこのサッカーのピッチ上と同じ状況と言えます。

指揮官(マネジャー)の指示を待っていては、刻一刻と変化する状況について行けず

絶好の決定機を逃してしまうのです。

求められるのは、自ら課題を見つけ出し、その課題解決に向かって走り出す人材です。

言わば、「課題抽出型人材」とも呼びましょうか。

時には、指揮官(マネジャー)や、顧客すらも考えもしなかった、潜在課題を抽出し、それに取り組んでいくのような人材。

これこそが、今本当に企業に必要な人材なのではないでしょうか?









課題抽出簡単トレーニング法

では一体どうやって、そのような人材を育めば良いのでしょうか?

今すぐできる、簡単トレーニング法をお伝えします。



まず、課題の抽出スキームとして                         ①現状分析→②目標(ありたい姿)の設定→③問題(課題)の整理と取り組みます。     ①と②のギャップが問題であり、その問題を解決していこうと取り組むテーマを挙げることが課題の整理と繋がっていきます。



また現状を分析するには、SWOTや3Cなどのフレームを使うことも良いでしょう。

目標(ありたい姿)も設定は、ベンチマークすべきライバルを想定することも効果的です。



そして、前提として求められるのは、相手本位のスタンスです。

相手、つまり顧客や周囲の関係者の目線に立って、物事の本質をつかむ姿勢。

決して一朝一夕で育まれるものではありません。

このスタンスこそ、職場内で中長期にじっくりと醸成していくべきものなのです。