- 荒木 勇
- 株式会社アラキ工務店 代表取締役
- 京都府
- 工務店
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
そり軒
お寺のそり軒写真をアップしたところ、2軒問い合わせを受けたので、参考までに規矩術の本から転載した図面を載せておきます。
A
そりの取り方を示しています。
そりが1本ぞり(かや負いの背と同じだけそる)の時は、イロ=ハイになります。
ロハの長さを垂木の本数だけ均等に割ったところから陸墨に水平に伸ばしたところに垂木がきます。
B
垂木芯がどこにくるかを示しています。
1 は、垂木そとづらと隅木づらとの交点です。
1’は、そりのない基本線と隅木づらとの交点です。
以下、玉置豊次郎工学博士がおっしゃった言葉を転載します。
『建築は木造に始まって木造に終わる』と、いわれています。
学校では、先生が最初に木造を教えてくれる。
それからだんだん鉄骨や鉄筋にはいる。
それで学校にいると木造より鉄骨や鉄筋のほうが高級のように思われがちである。
ところが、社会に出てたくさんの建築を手がけていると、最後には木造が一番難しかったと言う事がわかるのである。
名文ですね(^u^)
(株)アラキ工務店
京町家改修
古材倉庫
リフォーム詐欺