- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
今も昔も、日本で強い人材は職人です。戦国時代には、ポルトガル伝来の鉄砲を
世界一の品質に高め、それは現在も自動車などのモノ作りに引き継がれ、強い伝統
が生きています。
「食」の分野においても、多くの日本人がグローバルに活躍しています。ミシュラン
は、東京の食の水準はパリと並んで世界最高であると評価しました。
日本の「食」が、ニューヨークやロンドンと違うのは、どの国の料理でも、作るシェフ
の多くが日本人であることです。イタリアやフランスの星付きのレストランの多くで、
日本人の若きシェフたちが黙々と働いて活躍しています。
もちろん、料理だけが食ではありません。日本には、食を支えている世界有数の
食材があり、米、野菜、肉、酒、それぞれの分野に素晴しい作り手がいます。
また器の焼物や漆器、着物といった伝統ある分野でも、日本の職人の技が健在
です。このように、様々な機会に職人技を見ることがあります。
しかし、見たり聞いたからといって、その技を習得することはできません。目で見て
分からない技術力は、単純に真似できません。それは、なぜなのか。
見えている職人技は、技のほんの一部を垣間見ているに過ぎません。素晴しい
職人になるためには、「見えないものを見る力」がとても大切です。そして、常に現状
に満足せず、「匠の技」を極めようとする「高い志」が必要です。
職人技は、日本人の精神文化そのものです。たくさんの人たちから受け継いだ知識
や経験を身につけ、更なる進化と発展を図りたいものです。
そして、この厳しい時代を乗り切るためにも、あらゆる部門でスペシャリストを育て
つつ「職人力」を高め、「圧倒的な競争力」を実現していきましょう。
<弊社メールマガジンより抜粋>
facebook(オリジナルコンテンツ) http://www.facebook.com/foodconsulting
関連コラム
「価値」と「価値感(付加価値)」の追求 <前編> http://profile.ne.jp/w/c-74616/
個人店でも口コミからテレビ取材へ発展した事例 http://profile.ne.jp/w/c-118128/
クレーム対応の手順と3原則 <前編> http://profile.ne.jp/w/c-68776/
「店舗のコンセプト疲労」にどう対処していくか http://profile.ne.jp/w/c-59722/
売上アップは基本の徹底から <前編> http://profile.ne.jp/w/c-62003/
席数を減らすと、客数が増える? <前編> http://profile.ne.jp/w/c-61767/
食中毒対策マニュアル<簡易版> http://profile.ne.jp/w/c-56830/
このコラムに類似したコラム
『坂の上の雲』に見る人事の要諦 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2014/12/25 15:28)
顧客名簿を活用していますか? (後編) 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2014/07/29 15:56)
「ロス(損失)10項目」の減らし方 (3) 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2014/05/31 20:18)
商品力を高める「強化ポイント6項目」 (3) 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2014/04/29 13:00)
商品力を高める「強化ポイント6項目」 (1) 平岡 美香 - マーケティングプランナー(2014/04/22 14:00)