- 井上 敦雄
- アッツワークス株式会社 代表取締役 犬旅コンサルタント
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
アッツワークスの井上です。
こんにちは。
いよいよ、3月になりました。
早いですね。
毎日、何かアウトプットしていないと不安ですよね。
先週は、結構、予定通り、アウトプットできて、気持ち良かったです。
でも、なかなか、出ない週もあって、もんもんとしてしまうときもあります。
さて、今日は、いろいろと事務処理しながら、録画しておいたカンブリア宮殿を観ていました。何本かまとめて観るのですが、心にひびいたのが、これ。
「下請脱出スペシャル」
大手自動車メーカ、電機メーカの下請として何年もやってきていたのに、突如、工場を中国に移転すると通知されて、そこから、もがくストーリーです。
もちろん、カンブリア宮殿に出ている、ということは、プロセスがあったとしても、結果が出ている2社。ウラには、結果が出せず、消えていく会社や人がたくさんいるのですよね。
とにかく、自社が持っている強みを見つけて、今まで売るプロセスも知らなかったのに、なんとか、勉強して、世の中で売れる仕組みを作っていく。
共通しているのは、強みを見つけて、それを従業員でベクトルを合わせて、勉強して、売っていく点です。
いつも、龍さんの編集後記にエッセンスが詰まっていて、大好きなのですが、今回は、今の私の胸に染みました。
---引用---
「下請け」という言葉にはネガティブな響きがある。だが、受注企業間の競争が激しく、価格決定権がほとんどない比較的小規模な会社は、ずっとそう呼ばれてきたし、今も死語になっていない。そこには日本独自の「庇護社会」があるのだと思う。指示に従い、ときには忠誠心を示すことで、庇護を得るという構造で、親子関係にも通じるところがある。だから下請けを脱するのはいろいろな意味で至難の業で、今夜登場した「TOP」も、「オオアサ電子」も、意図的に下請けを脱したのではなく、そうしなければ生き延びることができなかったのだ。だが、その後の二社の奮闘と努力は、重要な示唆を含んでいる。独自の技術、スキル、それに社員の結束があれば、旧態依然とした「庇護社会」からの、自立の道が開ける。
---引用---
しみたのは、この2ワード。
・価格決定権がない
・庇護社会
庇護する代わりに、価格決定権がない。
価格決定権がない代わりに、庇護される。
そこからの自立を目指すには、勇気が必要です。
そして、勇気を裏打ちする為の、独自技術、スキルが必要なのです。
さらに、これは一朝一夕に身に着くものではなく、常に、危機意識を持って、いつ切られるかわからない、と思いながら、研鑽するしかないところが難易度高なんですよね。
とりあえず、今日は大丈夫、ウチは大丈夫、とついつい思っちゃうんですよね。
価格交渉に持ち込まれないための、ポジション。
ここにないのなら、別の場所を探せる、というスタンス。。。
慢心しないように、気をつけていきます。
また、書きます。