- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
いやー、今日の東京は暑かったですね。いきなり、真夏日はやはり堪えます。
そう、天気だけでなく、相場の乱高下も堪えますが・・・(汗)
さて、2007年の公的年金の運用結果が発表となりましたが、結果は“マイナス6.41%”でした。
金額に直すと、何と運用損失は、“5兆8000億円”にも上ります。
大手金融機関であれば、即、“身売り”か“倒産”というところですが、150兆円程度あるといわれている年金資金からすると、まだ何とかなっているということなのでしょうか。。
また、この5年間の平均利回りは、5.7%となっており、「こういう年もある」ということなのかもしれませんが、損失の内訳をみるとそうも言っていられません。
昨年、特に足を引っ張ったのは、国内株式でー27・9%でした。
外国株も17%程度のマイナスだったので、日本株だけが悪かったわけではありませんが、株式に占める日本株の比率が高すぎるというのが私の“実感”です。
以前からメルマガなどでもお伝えしていますが、自国の株式への投資比率が高くなる、いわゆる“ホームカントリーバイアス”ですが、やはり効率の良い運用を目指すのであれば、きちんと見直す必要があるといえます。
また、ただ単に株式による「国際分散投資」だけでは、昨年の“サブプライム問題”のような事態が起きた場合には、全面安になる懸念もあります。
だから、すぐにヘッジファンドをお勧めするつもりはありませんが、不動産や商品市場など、様々な投資対象を持つべきといえるでしょう。
現在、日本においても、政府系ファンド(SWF)の検討も行っているようですが、まずは様々な運用手法の検討を行うとともに、分散投資を行い、そして常にモニタリングを行いながら、機動的な運用を目指すべきといえます。
お役所が決めた配分比率で、ただ単に信託銀行や投資顧問会社に任せっきりでは、私たちの年金運用は従来にもまして期待が持てません。
無駄遣いされるだけでなく、運用もマイナスでは、公的年金制度自体考え直したほうが良いという結論にならざるを得ないでしょう。
私たちの“お金”ですので、他人事ではなく、ここはきちんと興味をもって見て行くしかありません。
そして、個人でできる資産運用は、とにかく計画的に開始することですね。
さて、本日メルマガを発行しております。
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このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
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