- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
フォレ・ノワール foret noire 2月の製菓基礎講座にて
今年もフォレ・ノワールの季節が巡ってきました。
黒い森という意味のお菓子フォレ/ノワールは、ココアのジェノワーズ、キルシュ漬けのサクランボ、泡立てた生クリーム、そしてチョコレートの削り屑で構成されます。
私も大好きな組み合わせですが、フランス人のパティシエで、「一番好きなお菓子はフォレ・ノワール!」と答える人がいると聞き、とても納得します。
フランスで唯一といってもいいくらいの、生クリームですぽんと覆ったケーキなので、子供時代のよき思い出なのかと思いきや、さくらんぼのアルコールははんばないレベルにカン!と効いています。
「実はフォレノワが大好きなのです」とおっしゃる生徒さんが2人もいるチームがありました。
わかる、わかる! です。
日本のいちごデコ「スポンジと生クリームといちご」の三位一体のおいしさも素敵ですが、フランスの「ココアスポンジと生クリームとさくらんぼ」も相当です。
とてもクラシックな組み合わせですが、定番ということは、どちらも長く愛され続けてきているということなのです。
ただしパリのお菓子屋さんならどこででも食べられる・・・という分けではないのが、残念!