鶴屋吉信の桜餅に思うこと - 料理教室 - 専門家プロファイル

塚本 有紀
フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
大阪府
料理講師

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対象:料理・クッキング

大庭 麗
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塚本 有紀
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閲覧数順 2016年12月04日更新

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鶴屋吉信の桜餅に思うこと

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引き続き、差し入れにいただいた、鶴屋吉信の桜餅。
もうそんな季節なのかと知りました。

道明寺粉のお餅に包まれたこしあんは、それはそれは上品。これ以上砂糖を減らしたら、バランスを崩すのではないか、というぎりぎりの甘さ。ふわっと桜の香る葉っぱがまた、素晴らしい。

こんなにおいしい桜餅を食べるとき、いつも思い出すのは、小学校か中学の国語の教科書にあった、志村ふくみさんの染め物のことです。
たしかそれは大岡信さんの文章で、美しい言葉とはというような随筆の中にあった一文。
美しい、萌えるような桜色の染め物は桜の花びらから染めたのかと思ったが、志村さんに聞くと
「桜が咲く前の樹皮で」
染めたとおっしゃったのだそう。子供ながらに衝撃でした。
桜はその花だけでなく、樹皮も力を秘めているのだと知りました。そしてその力は、この繊細な葉っぱの香りにも、咲いた瞬間の淡く微かな香りにも、通じるように思います。
いつかそのお着物、見てみたい。


さて関東の桜餅は少し違うタイプなのだそうです。私には食べた記憶がなく、次に東京に行ったら、おいしいお店の桜餅をぜひ食べてみたいものです。(結局、食べ物の話しに落ち着いてしまいました・・)