サンフランシスコで過ごし、昨日日本に帰国しました。
1週間ほどで、1回1時間半ほどのクラスに
8回参加し、こんなに集中的にヨガをやったのは
初めてでした。
インストラクターの言葉から何度も聞くものがあり、
ヨガは人生哲学ともとてもよく通じていますし、
今日はそれを記事にしたいと思います。
一番印象的だったのは、Be in the present
今この瞬間に意識を向けて、という意味の言葉。
とくに最初と最後のメディテーションの部分では
本当によく聞きました。
私たちの毎日は、本当に忙しい。時間に追われ、
振り回されたり、イライラしたり、雑音やしがらみも
多いですね。
そんな雑事から離れて、今この瞬間、ここにいる自分に
意識を向けて、ただ呼吸していることに気づいて、
というようなメッセージなのですが、こういったとても
シンプルなことに、時間を割くことは現代人にとっては
とても少ない。
他にも、acceptance (認める、受け入れること),
awareness (意識), surrender, notice (気がつく)
など、いくつか何度も違うクラスで耳にしました。
すべて、Be in the present につながっていきます。
毎日のいろいろを、認める、受け入れること、
surrender は、降伏するという意味もありますが、
ここでは身を任せる、という意味が強いです。
周りで起きることにイライラしたり、気を逆立てたりせず
ただ、それを認めて受け入れ、身を任せてみる、意識を向けて
そういう自分に気づいてみる、そうしてただこの瞬間
呼吸をしていくことで、落ち着きを取り戻せる、という
サイクルです。
ココロが落ち着いていれば余裕も出てきます。
余裕があるときの自分なら、いろいろなことにも
対応できます。
忙しかったり、イライラしたりしている状態だと
判断力が鈍ったり、何でもないことに過剰反応して
良い選択ができなかったりしてしまいます。
そんな意味でも、今この瞬間に存在する、といった
Be in the present の精神は、応用範囲がとても広く
普段から心がけたい哲学のひとつですね。
あなたの意識は、今どこにあるでしょうか。
過去のこと?それとも、未来のこと?
過去があるから今があるけれど、過去はもう終わっていて、
その意味付けを変えることはできても、起きた事実そのものは、
今はもうどうにもできません。
未来は見据えながら生きるものだけれど、未来は
まだここには来ていないから、未来に生きることも
できません。私たちは、今ここにいるのです。
そしてやはり、何かを変えていくパワーや、
何かを学ぶ瞬間も今ここにしかありません。
だから、意識を一番向けたいところはやはり今現在なのです。
そうした意味でも、Be in the present (今、この場所に
いて、)は、大きなメッセージですね。
自分の心が乱れたとき、なんだか疲れたとき、
リセットしたいとき、など、これを思い出してみましょう。
ココロの落ち着きを取り戻せるはずです。
そして、過去や未来について心配するよりも、今この瞬間に
フォーカスして、今できることをやる、こんなシンプルなことで
未来もちゃんとついてきます。
Stay right here right now, be in the present.
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このコラムの執筆専門家
- 小倉 美紀
- (パーソナルコーチ)
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
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