幸福学~日々の行動を考える~ - その他の心と体の不調 - 専門家プロファイル

徐 大兼
アキュラ鍼灸院 院長
東京都
鍼灸師

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対象:心と体の不調

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閲覧数順 2016年12月10日更新

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幸福学~日々の行動を考える~

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  1. 心と体・医療健康
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最近、幸福学という学問が企業経営者の間で注目されています。同じ仕事なら、どのような働きかたが従業員により幸福感をあたえ、仕事の効率を上げる事ができるのか。経営者の永遠のテーマともいえるこの課題を脳科学や統計学などの手法を駆使し研究しています。この幸福学は、企業経営だけに役立つだけではありません。同じ日常を過ごすなら、同じ家事をこなすなら、同じ人たちとコミュニケーションするなら、より幸福感の大きい時間の使い方をしたい、と思うのは万人に共通することではないでしょうか。幸福学はそれを実現するための学問なのだそうです。

宝くじで7億円があたったら。想像しただけで楽しくなってしまいます。私はまっさきに、新しくてきれいなお家を買う!と思っていました。でもそれは、人が「幸せ」と感じるメカニズムには反しているそうです。人は物に投資するよりも、経験に投資したほうが後の幸せ度があがると言われています。学校に通ったり、見知らぬ土地への旅行であったりするのですが、これらは一時的にストレスの度合いは強くなる事はあるとしても、投資の後、知識や経験値があがり、後日の追跡調査でそれらの人たちの幸福と感じる度合いは、同額を物を買うことに費やした人より高くなっていたそうです。

年収1億円という株への投資家の方の生活をテレビで見たときに、とても不思議に思ったのを覚えています。年収一億円もあるのに、家は古くてぼろぼろ。洋服も最低限のものだけをもち、移動は自転車。一方で配当でもらった映画の鑑賞券や美術館の年間パス、レストランのクーポンなどを使い、毎日大忙しで街を駆け抜けます。少々極端な例ではありますが、幸福学の視点から見ると、物ではなく経験に経済と労力を費やしているこの方の行動は、とても幸福度の高いもののようです。

ただ、贅沢品を買わないのではつまらい。私は悟っていないので、がまんできないと断言できます。では、消費を行う際にどのようなことに気をつければ、より嬉しさを味わえるのでしょうか。それは、「ご褒美化」が重要なのだそうです。人は、年中いつでも好きな物を手に入れられ、それを享受し続けると、その物や行為について嬉しさや幸せをあまり感じなくなるそうです。つまり、「時々、特別なときに」好きな物を味わうと、それを手に入れた喜びがより大きくなり、幸せを強く感じる事ができるのです。

そして、最後に最も重要なこと。それは、幸せな人と一緒に過ごす事です。幸せは一緒にいる人に伝染し、さらには一緒にいる人の友達にまで伝染するという研究結果があるそうです。もし自分があまり幸せな気分でないときは、幸せそうな人をみつけて時間を過ごすようにしてください。ありがたいことに気持ちがゆるみ温かくなっていくことでしょう。

宝くじにあたったら家ではなく経験を買う。特別な日だけに贅沢品を買う。このような賢い選択が私にできるかわかりませんが、できることなら「この人と一緒にいたいな」と思ってもらえるように幸せな人にはなりないな、と思っています。

鍼灸師 草薙 久美子