賃貸マンションでは、持ち込む既製の家具によって、そこでの暮らし方・空間の質が決まってしまう。
「賃貸マンションにおいて、既存の仕上材にダメージを与えることなく、いかに豊かな空間をつくるか。」
既製の工業製品の転用により、極限のローコストインテリアを試みる。
誰でも簡単に施工でき、解体撤去も容易にできるるよう、組み立ては『載せる』行程のみ。
ビニールの床に『載せる』だけで、空間は変わるものです。
床 :ラワン合板にホルマリンガード塗り
ダイニングテーブル :ブロック塀用のコンクリートブロックと、ツーバイフォー用構造材に植物系オイル塗り。
机・本棚 :土木下水工事用改良桝とツーバイフォー用構造材、無塗装。
スクリーン :麻
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■data
設計:survival design 須永豪
設計期間:2000年11月
主要用途:住宅+設計スタジオ
家族構成:夫婦
規模:2DK
延床面積:44.46m2(13.44坪)
工事費:50,000円(自力施工)
このコラムの執筆専門家

- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
人間らしい「サバイバル」ってなんだろう?
安心して寄り掛かれるおおきな木のような存在感と、ジャングルジムのような自由さと、楽器のような豊かな響きがある空間。そういうものを、木でつくりたい。
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