「ブラック企業」に対する厚労省重点監督の結果 - 社会保険労務士業務 - 専門家プロファイル

羽田 未希
はた社会保険労務士事務所 代表
東京都
社会保険労務士

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対象:人事労務・組織

羽田 未希
(社会保険労務士)

閲覧数順 2016年12月02日更新

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「ブラック企業」に対する厚労省重点監督の結果

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こんにちは。

社会保険労務士の羽田未希です。

皆さんは、「あなたの会社は何色ですか?」
という質問を聞いたことありますか?


若者の使い捨てが疑われる企業、いわゆる「ブラック企業」

について、その色を揶揄して質問しているのです。
ブラック企業の反対語として、ホワイト企業という言葉もあります。


厚生労働省では、昨年9月を「過重労働重点監督月間」と定め、

いわゆる“ブラック企業”(若者の使い捨てが疑われる企業等)

に対して「過重労働重点監督」が集中的に実施しました。
昨年12月中旬、その結果が発表され、以下の通りです。




■8割超の事業場で法違反!

監督対象となった5,111事業場のうち、82%の事業場(4,189事業場)

において、何らかの労働基準関係法令違反が見られ、

是正勧告書が交付されたとのことです。


主な法違反の内容は、次の通りでした。


(1)違法な時間外労働があった:43.8%(2,241事業場)

(2)賃金不払残業があった:23.9%(1,221事業場) 
(3)過重労働による健康障害防止措置が実施されていなかった


        :1.4%(71事業場)


■主な法違反の事例


なお、法違反の事例として、下記のものが挙げられています。


・長時間労働等により精神障害を発症したとする労災請求があった

事業場で、その後も、月80時間を超える時間外労働が認められた。


・社員の7割に及ぶ係長職以上の者を管理監督者として取り扱い、

割増賃金を支払っていなかった。


・月100時間を超える時間外労働が行われていたにもかかわらず、

健康確保措置が講じられていなかった。


・無料電話相談を契機とする監督指導時に、三六協定で定めた

上限時間を超え、月100時間を超える時間外労働が行われていた。


・労働時間が適正に把握できておらず、また、算入すべき手当を

算入せずに割増賃金の単価を低く設定していた。


・賃金が、約1年にわたり支払われていなかったことについて指導

したが、是正されなかった。



■今後の国の対策


厚労省は、今後も引き続き、ブラック企業(が疑われる)に対する臨検、

是正勧告指導をしっかり行っていく、と明言しています。

是正勧告指導を行っても、法違反を是正しない事業場については、

送検も視野に入れて対応し、送検した場合には企業名等を公表されます。



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