- 吉田 武志
- 有限会社 ヨシダクラフト 代表取締役社長
- 栃木県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
不同沈下修正工事(アンダーピニング)は人がモグラのように穴を掘り、基礎の下に潜ります。
床が無いほうが、人が土の中に潜りやすくなります。
もちろん、床があり、お住まいになりながらでも工事できます。
床が無いと作業しやすいということです。
その後、長さ1m程の鋼管を連結し鋼管杭を造り油圧ジャッキにより
地盤から深さ約5mの固い支持層まで圧入します。
支持層からの反力により建物を水平にします。
アンダーピニングという沈下修正及び基礎補強工法です。
IS-houseの1階床面積は68.3平米(20.6坪)。
不同沈下修正工事アンダーピニングにより、28本の鋼管杭を打ちました。
油圧ジャッキで全ての杭高さを調整して、床の高さをなるべく水平にする。
完了すると土を埋め戻して、土と基礎の隙間にセメントミルクを注入して沈下修正工事は完了となります。
私がこの不同沈下修正工事(アンダーピニング)を施工管理するのは2軒目。
特殊な工事なので、殆どの住宅会社は施工管理した経験がないです。
というか、知らない人が殆どです。
私も1軒目の施工前は不同沈下修正工事(アンダーピニング)を知らず、
傾いた建物を水平に出来るのかと、半信半疑でした。
基本的には、べた基礎のほうが床版が一体化しているので、水平修復はしやすいです。
IS-houseは、布基礎だったので、床のレベルを調整するのがとても難しかったです。
建物を水平にした後は、サッシや室内ドアがきちんと開くようになりました。
不同沈下修正工事(アンダーピニング)動画は4本あります。
よかったらご覧ください。
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