- 葉玉 義則
- ニューボイスジャパン株式会社 代表者
- キャリアカウンセラー
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
(写真右)日本でナニーの活躍できるフィールドをつくる事が私の夢でしょうか。
企画好評\(^o^)/につき、誌上インタビューをしばらく続ける事にしました。
第2回のゲストは、プロフェッショナルナニーとして、ご活躍されている
株式会社エデュケイトの森田まゆみ社長です。
日本ナニー協会【森田社長の立ち上げた団体です(NPO申請中)】
http://nanny-japan.com/
森田真弓のベーシックエデュケーション【プロフェッショナルナニーの必見ブログ】
http://plaza.rakuten.co.jp/yotsubahoiku/
保育スクール・よつばのクローバー【3歳までのしつけ教育の専門スクールです】
http://www.yotsuba-hoiku.com/index.html
EQ保育〜スタッフダイアリー
【プロフェッショナルナニーが活躍する保育スクールのブログです】
http://ameblo.jp/yotsubahoiku
株式会社エデュケイト【ナニー養成講座はオススメ(要注目)です】
http://www.e-ducate.jp/
森田社長は、二松学舎大学を卒業後、学生援護会に入社、その後乞われて
モスバーガーに入社。フランチャイズ店舗の取締役兼マネージャーを経験し、
アルバイトや社員の研修に従事する中で、自分のやりたい原点は教育である
ことを思い到り、さらに、教育の原点は基礎教育、3歳児までの教育と考え、
そこから保育業界に飛び込んだという、異色の経歴の持ち主です。
今は、0.1.2歳のための保育スクールを経営。国語と書道の教員免許を取得
されており、国語教育アドバイザーとして、3歳までに育まれる言葉の基礎や
しつけ教育に携る傍ら、
2008年度より「日本ナニー協会」を立ち上げ、本格的なナニー普及と育成に
取り組んでらっしゃいます。
今回は、そんな森田社長に、保育業界への転職、起業の苦労、子育てと仕事の
両立に関する問題、などのテーマで、お話をお伺いしたいと思います。
>[葉玉]
こんにちは。今回は、お忙しい中、ありがとうございました。
まずは、異業界(保育業界)転職の経緯等について、お聞かせください。
>[森田社長]
こんにちは。よろしくお願いします。
私は以前、モスバーガーで挨拶や接客を教えていましたが、年々、仕事を
教える以前のしつけやマナー、ルールを教えることに、比重がかかって
おりました。
たとえば、お客さまの目を見てお話しが出来なかったり、仕事に遅れるのに
電話連絡が入れられなかったり・・・
今までは最低限、暗黙の了解だったことができなくなって、
「しつけはいつからどこで教わるものなのか?」
と考え、
「産まれるまえから」
という結論に達したことで、業界を変えました。
子どもの可能性を研究しだすと、もう止まりません。
人がヒトとして育っていくことは、奥が深いです!
>[葉玉]
保育業界の現状や問題点、今後の課題等、プロフェッショナルナニーとしての
視点から、お話しいただけますか。
>[森田社長]
保育業界は閉鎖的です。また、古い体質がそのままで、新しいものが取り入れ
られていない気がします。
たとえば、脳の研究が進み、3歳までの赤ちゃんの能力が証明されていても、
保育園では「生活」の視点から幼児教育を取り入れませんし、
テレビ・DVDを使って保育しているところも、まだまだ多いように思います。
0・1・2歳は特に、生活=教育ですが、「教育にはまだ早い」というご意見や
「小さいうちから詰め込まれて、かわいそうに・・」
「明るく伸び伸び育ってくれれば・・」
というご意見を頂戴します。
子どもは誰もが天才ですから、大人が可能性を封印してしまっています。
保護者も、保育者も、もっと子どもの可能性を引き出していけたら、
子ども自身の将来の可能性が広がるのに、
とても「もったいない」と思います。
>[葉玉]
子育てと仕事に悩む女性の方へ、プロフェッショナルナニーとして、
何かアドバイスをいただけますか。
>[森田社長]
子育てとお仕事の両立をなさっている方々には、本当に頭が下がります。
現代は情報が多すぎて、必要な情報を拾うのは大変な時代ですし。
最近感じていることの一つは、「保育園」と「幼稚園」の選択です。
教育内容が違いますから、小学校にあがってから差が出ます。
「どこかで追いつくかも」って思われるかもしれませんが、教育は
毎日の積み重ねですから、先に行けばいくほど親子共に負荷がかかります。
お仕事をなさっていても、延長がある幼稚園もありますから、
「仕事している」=「保育園」
という選択肢に限らず、視野を広げてお考えいただけたら・・って思います。
もう一つは、最近ご家庭にご指導に伺うと、壁がきれいなんですね。
ひらがな表でも、アルファベット表でも、日本地図でも、
0歳から子どもの目線の場所に貼っていただけると、
子どもは自然と見て記憶しています。
学習が始まる前の基礎教育、下地作りをしていただけると、
お子さんの負荷が少なくなります。
チューリップの球根が芽を出す前、何ヶ月も土の中で栄養を吸収するように、
子どもの成長も“芽が出る前”が重要です。
>[葉玉]
森田社長の目指されている目標や夢について、お聞かせください。
>[森田社長]
全国で“プロフェッショナルナニー”を育成すること。
初めて母親になる方への“子育て教育学校”をつくること。
この2つです。
>[葉玉]
本日は、お忙しい中、ありがとうございました。
最後に、転職やキャリア形成に悩むオールアバウト読者の方へ、
森田社長からの応援メッセージをお願いします。
>[森田社長]
ありがとうございました。
お子さんの言動には、
まず「どうしたの」「どうしてそう思うの?」と
聴く事からコミニュケーションして、さしあげて下さい。
考えることで、お子さんの脳が働きます!
たくさんの育児本や育児雑誌が出ていて、マニュアルやバイブルになっていますが
子育ては人括りにはできません。
「うちの子もそうなのよ〜」と言っても、「うち」の環境が人それぞれですから、
これもまた安心できない。
子育てこそ、やり直すのは大変ですから、【プロが必要な時代】だと思います。
これからも、プロフェッショナルナニーとして、皆様と同様に悩み、
考えながらも、子育てを、進化していきたいと思っております。
皆様、ご一緒に、頑張りましょう!!
【了】 m(_ _)m 最後まで、ご高覧いただき、ありがとうございました。