- 鈴木 克彦
- 株式会社マクス 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
内部はビニールクロスが主流の日本の住宅。
色や柄も豊富で、マジックの汚れもふき取れる様な防汚処理や、夜光で星の柄が光ったり、本当か嘘かは別にして空気を浄化する、何てのもあります。
でも、
のりで貼るので臭いやシックハウスも心配。
火事の時は有毒ガスも出る。
貼った時が100%で、どんどん汚くなる。
と言ったデメリットもあります。
そのこで、この家では、ビニールクロスをやめ、全てを漆喰仕上げとしました。
漆喰は自然素材です。
ですので、呼吸します。
呼吸というのは調湿という意味で、部屋の水蒸気を吸ったり吐いたりしてくれるわけです。
でも、そのせいもあって微細なヒビが入ったりする場合があります。
ただ、それを嫌って、合成樹脂を配合してある商品が多いんです。
そうすると、折っても切れないくらい収縮性が出るんですが、それはもはや自然素材ではないですよね。
この家で採用しているのは、100%自然素材の漆喰。
まずは、下地のボードに丁寧にパテ埋め。
これを丁寧にやらないと駄目です。
写真はそんな風景です。
なお、ティンバーフレームについては、こちらもご覧下さい。