成人の日 - その他の心と体の不調 - 専門家プロファイル

徐 大兼
アキュラ鍼灸院 院長
東京都
鍼灸師

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対象:心と体の不調

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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1月になり、お正月が過ぎ、今年ももうすぐ成人の日がきます。皆さんも着物やスーツを着てお祝いをした思い出があるのではないでしょうか。昨今は暴れまわる若者が多く、ニュースなどで取り上げられているのを見るとさみしく思ってしまいます。何のためのお祝いの席なのか、改めて考えてみたいものです。


そもそも成人の日とは、新成人達が両親や周りの大人達に保護されてきた子供時代を終え、大人の社会へ仲間入りすることを自覚するための儀式を行う日なのです。1948年から始まり、1月15日に行われていましたが、2000年からはハッピーマンデー制度の導入により1月の第2月曜日に変わりました。大切なこの日がなぜ1月15日なのか。この日は小正月、つまり、お正月の満月の日です。この天体のパワーを頂けるように、と小正月に行われていたようです。また、別の一説によると、戦後間もない頃の役人達が良い国家を作っていく為に国民自身の成長を望んで「子供から大人になった自覚を持ってほしい」と願ってこの日を祝日にしたそうです。


現在でこそ、この成人を祝うのは20歳からとなっていますが、昔はもっと早く、12~16歳頃であったそうです。漢方のCMなどでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、東洋医学では女性は7の倍数、男性は8の倍数で身体が変化する、と考えられています。その東洋医学的な考え方でいえば、女性は14歳で初潮を迎え、男性は16歳で精通を迎えます。そういった、身体の成長を主に考え、12~16歳頃で「大人になる」としていたのかもしれません。今は昔に比べ、学生でいる期間の延長、社会に出て働く年齢の向上もあり、だんだんと「成人=20歳」となっていったのかもしれませんが、年齢よりも、身体の成熟よりも、重視すべきところがあるように思います。わたしがTVで見ている人はほんの一部であり、成人したすべての若者が暴れまわるとは決して思っていませんが、なぜお祝いをされているのか、自分達がこれからどう成長していくのか、その本質を考え晴れやかな姿を見せてほしい。そう感じてしまう今日この頃です。


おじさん臭い文章になってしまいましたが、人のことばかりでなく、わたし自身も自分のことを改めて自覚し、成長していきたいと思います。また、成人の日だけでなく、たくさんある祝日が一体なんの為にあるのか考えていきたいですね。ちなみに、2月11日はなんの日かご存じですか?成人の日の次の祝日です。この日も日本の大切な祝日なので思い返してみてください。今回もまた拙い文章をご覧いただき、ありがとうございました。


鍼灸師 西村亮二