ウェブ解析担当者の役割2014 - アクセス解析・効果測定 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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ウェブ解析担当者の役割2014

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新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

2013年の変化を踏まえて、2014年ウェブ解析がどう変わるかをこの年末年始に考えました。

 

1.ウェブ解析の進化

2013年を振り返ると、ウェブ解析は進化しました。

取得できるログ自体は変わらないはずですが、その情報の利用の仕方や、

設定により今まで取得していなかった情報を取得する流れができています。

 

これが何を意味するかというと、

・取得されたデータをセグメントしたり、集計したりして実行するウェブ解析

から

・事業の目的に合わせて、欲しいデータやセグメントの軸を予め定め、

 そのデータを取得する仕組みづくりからその分析、改善結果の実施、その検証をするウェブ解析

に変わってきたということです。

「こんなんでました」ではなく、「欲しい情報をしっかり分析し、行動を起こす」ということです。

 

2.ウェブ解析担当者(主に社内)の役割

おのずと、ウェブ解析担当者、特にインハウスのウェブ解析担当者の役割は変わってきます。

・ツールの使い方の十分な理解が必要です。

 その設定自体は外部の会社に任せればいいと思いますが、「何をできるのか」と「それはどのようなコストやリスクがあるのか」をしっかり理解することが大事です。

 これはウェブ解析ツールには限りませんね。

 wordpress等のCMSについても、構築できるスキルは不要ですが、何ができるのか・その難易度を概算で把握することはインハウスウェブ担当者には必須ですよね。

 それと同じです。

 それがわからずに欲しいことだけやっていると、費用対効果が悪かったり、できることを知らずに損したりします。

・行動と検証に軸足を置く。

 解析の設計やその実装が大事なのは変わりませんが、

 インハウスの担当者の最大の任務は、解析結果からの行動とその検証です。

 タグの設定やレポートの作成に時間を取られて、行動しないと成果は得られませんから。

 ただし、その「改善」の部分を自動化することは今後重要になってきます。

 (その自動化の中身が正しいかのチェックが必要なのは今後も変わりません。

  自動化した結果、その労力減少とともに関心まで減少しては元も子もありません。)

・マーケティング中心設計・営業中心設計

 ウェブ解析士の講座をやっていると、「文系なのでよくわかりません」という人が時々いますが、

 ウェブ解析は文系か理系かと問われれば文系です。

 (いまどき文系・理系とわける考えは主流ではないかもしれませんが)

 あくまでも、「マーケティング」のための手法です。

 技術的なところは世の中も変わっていきますし、ツールも変わりますから、

 動向をきちんと把握していれば、外部と協力して進めればいいと思いますが、

 マーケティングの中心は社内です。

 行動するための「判断」は社内でしかできないからです。

 ウェブサイトによっても変わりますが、ウェブ解析はマーケティング・営業活動両面で使えます。

 「スモールデータ」という言葉もありますが、ウェブ解析はマクロ的視点でのマーケティングと、

 ミクロ的視点での営業と双方での活用ができます。

 ウェブ解析担当者は実装するために情報システム部との連携、

 効果を出すためにマーケティング・営業に関わる人たちとの連携が必要です。

・わかりやすく説明する

 社内との連携を考えると、関係者に「わかりやすく」説明することも重要な任務です。

 そのためには、できるだけ技術的な用語・ツール特有の用語を使わなくても、

 社内の「素人」に説明することが大事です。

 私もそうなのですが、どっぷりはまっているとつい専門用語を多用してしまいます。

 「チーム」として考えると、チームメンバーの大半は素人ですから、できるだけ容易な言葉で話すことが大事です。

 

このあたりが今年2014年は求められてくると思います。

 

ウェブ解析の重要が増しています。

社内にウェブ解析担当者を置く企業は増えていますし、

そのポジションの重要性も高まっています。

ウェブ解析士を社内の人事制度に組み込む会社も増えていますし、

奨励資格にしたり、新人研修に組み込む企業も増えています。

 

officeの使い方がが必須になり、英語や簿記も専門部署以外でも知識の用途が増えているように、

ウェブ解析は一般的なスキルになりつつあります。

 

それを指導し、ひっぱるのがウェブ解析担当者と考えると、

ウェブ解析を効果につなげることと、社内により知ってもらうこと、この二つが今年のテーマかなと思います。

 

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