- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
さて、サブプライム関連の損失は、まだまだアメリカの金融機関をはじめとして“底”が見えない状態が続いています。
そんな中、ついに、アメリカ司法省やFBIは、サブプライムに関連した詐欺事件として、ベアースターンズの元幹部をはじめ、根源である不動産業者など400人以上を訴追しました(ちょっと、遅いかなとも思いますが・・・)。
マーケットがなかなか収まりがつかない中、具体的な“犯人探し”に動き出した格好です。
そんな中、比較的サブプライムの影響の小さかった邦銀にチャンスが訪れてきました。
損失拡大によって時価総額が小さくなった欧米金融機関へ出資や業務提携の動きが水面下で加速しています。
三井住友銀行は、時価総額が逆転した英国バークレイズに1000億円程度の資本注入を行う見通しを発表しました。
今まで、後手後手に回っていた邦銀ですが、ここにきて「チャンス到来」といったところでしょうか。
しかし、バブル期の“苦い経験”もあるため、慎重に模索しているというのが本音といえるでしょう。
そして、時価総額といえば、圧倒的だったアメリカシティグループですが、ここにきて6割程度減少しています。
政府系ファンドなどの支援を受けて「資本増強」を図っていますが、まだまだ“安心”といった状況ではありません。
そのような中、金利の低い「円建」の資金調達に動きました。
シティグル−プは、今月13日から30日までの申込期間で、円建ての固定利付債券(社債)、いわゆる“サムライ債”の募集を開始しました。
期間3年で、利回りは2.66%(税引き後2.128%)です(オー!)。
この時期に、円建で表面利回り“2.66%”は、投資家にとっては魅力的に映ることでしょう。
ちなみに、傘下のシティバンクの円建てスーパー定期預金3年物の金利を調べたところ、現在0.68%となっています。
同行の定期預金に対しての“リスクプレミアム”が、「2%」近くあるということでしょうか。
格付けは、AA−(S&P)となっています(ただし、見通しはネガティブですが・・)。
さて、皆さんは、この状況をどのように“判断”されますか?
「・・・・・・・・・・・・」
ちなみに、申込は、シティ傘下の日興コーディアル証券で受け付けているようです(勧めているわけではありませんので、勘違いなく・・・笑)
さて、昨日、メルマガ発行しています。
今回は、“行動ファイナンス理論”について解説していますので、是非ご覧ください。
http://archive.mag2.com/0000121186/index.html
それでは!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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