
- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
これもリサイクル商品同様、製造にかかるエネルギー消費量は全然議論されない。どうなんでしょうか。
太陽光発電のパネルなんかも、寿命までに発電する量よりもパネルを製造する時のエネルギー量の方が大きければ、これは省エネとは言えないですね。
例えばオール電化
全て電気にすることが省エネだ という感覚を植えつけられてますが、発電にかかるエネルギー量はものすごいはず。
そういえば、先日株式会社ジェネパックスという会社が水の電流から発電するシステムを紹介してました。これはすごそう!水力発電は水の落下エネルギーですが、これは水そのものから発電するもの。是非製作にかかるエネルギー量も提示いただき、生涯発電量との比較をしてほしいですね。そのうえで有用ならば、日本中の発電はそれでいいんじゃないですか?
ものをつくることで経済を成り立たせることができなくなった日本。それはもちろんものが満たされてきたからなわけですが、じゃあこの次はなにで金儲けするか ということで、「壊すこと」「循環すること」に移行しているわけなんです。
本当に消費エネルギーを減らすならば、「つくらない」「使わない」となるわけなんですが、それではお金が儲からない ということになるわけなんですね。
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シキナミカズヤ建築研究所