- 井上 みやび子
- すぐ使える株式会社 代表取締役
- 東京都
- Webエンジニア
対象:ITコンサルティング
銀行の ATM では何かの処理を待つ合間や手続きが終わった後に、画面に女性がお辞儀をするアニメーションが流れる。
そのアニメーションが、2008年5月位から、女性ひとり → 男性と女性 に変わった(三菱東京UFJ銀行)。
おそらく「男女平等」という観点からの修正が入ったのかと思うが、正直言って、何だか余計不自然な感じがしてしまう。
どうせなら、男女どちらかがランダムに表示されるようにすればよかったのに。
ところでこのお辞儀のアニメーションには何の意味があるのだろうか。
伝えたい事は
・処理中ですので、お待ち下さい。
・ご利用ありがとうございます。
といった所だと思う。
システムは外からは処理中なのか止まってしまっているのかは分らないので、「処理中であれば何らかの出力を続ける」という実装は多いし、必然性がある。
でも何もアニメがお辞儀しなくてもいいのにな、と思う。
「別に、害にもならないから、いいんじゃない?」という考え方もあるだろう。
しかし、アニメにお辞儀をされるのを無視する事が日常的になると、リアルの世界でのお辞儀もまた無視する癖が付いてしまうような気がする。
機械が人間の代わりをするようになってまだ日が浅いが、それなりに急速に私たちの生活に侵入して来ている。
どの部分を機械にやらせるか、という選択を行う余裕を持ってもいいかなと思う。