忙しい時、疲れている時、リラックスしたい時・・・そんな時にゆったりとした気分で、好きな音楽やアロマの香りなどを楽しめる空間は、私たちに豊かな時間を創りだしてくれると思います。
お客様へ家の中でどんな空間(部屋)が落ち着きますか?という質問をよくするのですが、世代に関係なく意外に多いのが「和室」または「タタミのあるリビング」なのです。
日本人は昔から「床に座る」ことでホッとする・・落ち着くという感性を持つライフスタイルがあるからかもしれません。 大切な日本人の生活文化ともいえます。
写真は現代風にアレンジした茶室的な和室空間です。 「白秋染め」という手法で鼠色に染色した半畳タタミを敷き詰め、壁面や天井は和紙や左官仕上げの素材を組合わせて、昼間の太陽光の差し込み方や夜のライティングを工夫し「光と影」をコンセプトに少し「非日常」感を表現した「心が休まる」ホッとする和室空間をつくりました。
●関連コラム和室のスタイル
●ブログ酒井正人Design Diary
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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