
- 鈴木 克彦
- 株式会社マクス 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
以前ご紹介しましたが、土台である4寸角のヒノキは、ステンレスのキソパッキンで完全にコンクリートの基礎から離れていて風が通る様になっています。
そして柱をわないで(つかみ様に挟み込むイメージ)いる8寸角の土台の端部には、ロウを塗ってあります。
で、そもそもコンクリートはベタ基礎で、そのベタ基礎の下には、白蟻の忌避効果のある防湿シート(フクビ・アリダン)を施工してあります。
これに、床下に白蟻の薬をどっさりばらまけば万全といえるかも知れませんね。
でも、白蟻が死ぬ薬剤=毒薬 で、同じくそこに住む人の体調の悪化や、深刻な健康被害が起こってしまった例は、今更私がここでご説明する必要はないと思います。
たぶん、ここまでやっていれば、これ以上の白蟻対策は不要だと思います。
しかしながら、一度白蟻の被害が出ると、家にとって深刻なダメージが出ることもまた事実。
富士市のリフォームの現場でも、壁の下地が全くない・通し柱の下から半分がない、何て現場も数多く見てきました。
そこで写真は、この現場では、私が白蟻対策中…?
でも、やはり人に有毒な薬は使いたくないので、メーカー曰く、
「完全無機で分解しない
白蟻には強い忌避効果(嫌がって来ない)がある
人間は飲んでも無害」
という液体(主成分はヒバオイル)を噴霧しているところです。
メーカーの言うことを鵜呑みにすることは、今の世の中無意味に近い事もありますが、実際使ってみて、一切の刺激臭や目や鼻への刺激がないことや、自分で実際少しなめてみたけど(よい子は止めましょう)苦くも気持ち悪くもならない、ので、これを使っています。
あとは、定期的にメンテナンスで確認すれば白蟻は大丈夫でしょう。
家族も赤ちゃんも安心です!
なお、ティンバーフレームについては、こちらもご覧下さい。