集合住宅、いわゆるマンションの場合、上の階ほど気持ちがよく、防犯的にも安心感がある。
結果に、1階住戸は入居がなかなか決まらなく、賃料を下げざる得ないという事がある。
このプロジェクトは、2階よりも1階のほうが気持ちがいい賃貸集合住宅の提案。
住戸を互い違いにズラし、発生する隙間を庭として活用する。
すべての住戸が角部屋となり、日当り・風通しが良くなる。
コインロッカーのような集合住宅では得られなかった、イッコダテに近い独立性が得られる。
庭は2住戸に1つ。庭はコミュニティになり、住人同士に出会いの機会が生まれる事もあるだろう。
中央線沿線のデザイナーズ物件であれば、様々な分野のクリエイターの入居もきっと多い。
付かず離れずの、住人同士の良い関係が生まれる事を期待して、
現代的 『長屋』の提案。
※詳しくはこちら
■data
設計:survival design 須永豪
設計期間:2003年02月
主要用途:集合住宅(10戸)
規模:地上2階
敷地面積:310.15m2(93.81坪)
建築面積:182.94m2(55.33坪)
1F床面積:134.89m2(40.80坪)
2F床面積:156.46m2(47.32坪)
延床面積:291.35m2(88.13坪)
typeA1:23.94m2(7.24坪)2戸
typeA2:31.39m2(9.47坪)2戸
typeB1:23.94m2(7.24坪)2戸
typeB2:31.39m2(9.47坪)2戸
typeC:40.75m2(12.32坪)1戸
typeD:31.39m2(9.47坪)1戸
予算:9,000万円
年間収益:1,065万円(1坪1万円/月)
利回り:12%
このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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