ここ半年ずっと準備を続けてきたものです、楽しんでまいります!!
会計帳簿は解釈だと紹介しました。
昨日の取引だと、次の2つの処理方法が思い浮かびます。
◯200円で相手に売った時点で売上を計上する
この時点ではまだ代金の200円は回収されていません。
しかし現行会計では、これが正しい処理方法だとされています。
◯200円を相手から回収した時点で売上を計上する
このような考え方を現金主義と言います。
これは現行の会計では簡便的な処理とされ、正式なものではありません。
なんだ、現金主義は正式じゃないんだから、やっぱり正解は1つじゃないか、と思われるかもしれません。
しかし、経済基盤の脆弱な状況においては話が別です。
いつ相手が逃げてしまうかもしれないときに、相手から代金も回収していないのに売上計上することが正しいでしょうか?
実際、時と場所が変われば現金主義のほうがふさわしいことはいくらでもありえます。
時代背景や経済状況を踏まえ、会計の標準精度はコロコロと変わっていくのです。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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