プロゴルファーのタイガー・ウッズ氏や、アメリカ下院議員のアンソニー・ウェイナー氏の報道で一気に有名になった「セックス依存症」という言葉。
ネットや文献を調べると、「自分はセックス依存症ではないか」とますます心配になってくる方が多いようで、最近ご相談も増えてきました。
そこで今回は、ご自分が「セックス依存症」ではないか?と悩んでいる方に、わかりやすい基準をお伝えしたいと思います。
明確な基準は2つです。
(1)性的な行動(sex、性にまつわる行動)によって日常生活に支障をきたしているか
(2)性的な行動(sex、性にまつわる行動)によって自己嫌悪感があるか
(1)についての例
「風俗に行くことがやめられず、借金をしてまで行ってしまう」
「仕事中に風俗や出会い系などで知り合った異性とsexをすることがやめられず、業務効率が落ちているが止められない」「性病に何度もかかっているが、それに対する適切な対処ができない」
(2)についての例
「寂しさから不特定多数の相手をすぐに関係を持ってしまうが、行為が終わった後で自己嫌悪や空しさに襲われる」「パートナーに悪いと思いながらも求められると断れず、意志とは関係なくパートナー以外の異性とsexをしてしまう」
(1)も(2)も、自分自身が問題と思っていなければよいのです。
※ただし、(1)については周りの人(家族やパートナー)に迷惑をかけることが多いため、その場合は論外ですが
アルコール、薬物も同じですが、依存症というのはかかっている本人も苦しいのです。
ご自分が苦しいと感じている、あなたの大切な人がその行為によって泣いている、のでしたら、まずは自助グループへの参加を検討してみましょう。
自助グループは全国にあり、依存症の克服には非常に効果がある治療法です。
「自分は性依存症なのか?!」不安に思われている方は自分自身に問いかけてみましょう。
あなたの性は、楽しいですか?
楽しい!!と回答できていれば、毎日sexしても風俗に行っても「性依存症」ではありませんので大丈夫です。
11月14日のブログに補足を綴っています。
よかったらブログもご覧ください。
→http://ameblo.jp/r-kohinata/entry-11691536434.html
このコラムの執筆専門家

- 小日向 るり子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- フィールマインド 代表カウンセラー
感情を否定せず、まず寄り添うこと、を理念としています。
会社員時代にボランティアで始めた電話相談員がカウンセラーとしての原点。退職後にカウンセラー資格取得。その後労働局にてハラスメント相談員を経て現職。相談内容を特化せずどんな言葉でも【聴く】ことに焦点をあてたカウンセリングを行っています。
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