「『自分がこうされたら嬉しい』と思っていても『相手も同じようにされたら嬉しい』とは限らないんですね。」
パート・アルバイトが10人いたら、10人とも「あなたの店で働いている理由」、「認めて欲しいポイント」、「目指している姿」・・・・が違います。10人それぞれにその理由、ポイント、姿があるのです。
私もそうですし、あなたもそうであるはず・・・なのに、私たちは「自分基準」で、相手を観てしまいます。「私がこうだからきっと相手もこうに違いない」と思ってしまいます。
もう少し深掘りすると「私がこうなので、相手もこうであってくれると良いなあ~違うと面倒だなあ~だって相手に聴かないといけないし、聴いて違うとそれに合わせないといけないからなあ。だから、相手も私と一緒だと助かるんだけどなあ~」とまあこういう心理になります。
部下やパート・アルバイトがたくさんいると、それぞれに合わせて対応する事ってとても大変です。結構面倒です。だから「相手は自分とは違う」とは頭ではわかっていても、「出来たら同じであって欲しい」と言う希望が先行します。そして、「自分基準」で相手が喜ぶであろう事、もしくは、相手に伝えたいことを表現します。「私ならこう言われれば理解出来る」そう言う自分基準で説明をします。しかし・・・真実は「相手は自分とは違う」「十人十色」なのです。
で、結果的に「上手く伝わらない」「誤解が生じる」・・・・そして、「思わぬ不満が生じる」「なぜ悲しむのかがわからない」「何で怒っているんだろう?」と言う事態になってしまいます。
私は、拙著「『競合店に負けない店長』がしているシンプルな習慣」(同文舘出版)で相手の立場を理解するために「相手の話を聴こう」とおすすめしています。しかし、聞くのが面倒・・・聴くのが怖い・・・そう言う心理もあるんですよね。なので、この自分軸側の心理を解決しないと「聴く」ことはなかなか出来ないと考えました。
「聴く」には、「覚悟」が必要です。「聴けない」人に存在する「プライドを捨てる」か「心配事を解決する」かしないと聴けません。
上司や店長って、部下やパート・アルバイトのことをしっかり理解しているもんだというイメージや期待感があります。それに答えないと立場が無い、かっこ悪い、信頼されない、リーダーとして失格と思われてしまう・・・・そう言う心理があります。
でも、あなたは今「この世で最高の上司」「世界で最高の店長」として部下から評価されているのでしょうか?きっと違いますよね(もしそうだったらゴメンナサイ・・・)。ならば、「より良い店長・上司になるために」聴けば良いのでは無いでしょうか?今よりももっと良い店長に、あなたを理解している店長になりたい!と言う自分の希望を持てば良いのだと思いませんか?
今が最高ならば、それ以上が無いように感じますが、「今は未だ道半ば」と謙虚に認める事が出来たら、より良くなろうと思えば良いだけです。もちろん、より良くなれるのです。だって「聴けば良い」のですからね。
では、どうしたら「今は未だ道半ば」と言うことを自覚出来るのでしょうか?
それはまた明日!
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