顧客管理分析とRFM分析4 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

藍原 節文
株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
経営コンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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顧客管理分析とRFM分析4

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顧客管理分析と販売促進戦略
今回は顧客管理分析の分析手法の中で、最も重要であるRFM分析の
Mについて詳細に解説を加えていきたいと思います。

Mとはマネタリー(monetary)の頭文字をとったもので、
お客様の購入金額の合計を示しています。顧客管理分析上で
お客様がいくら購入したのか、という情報は非常に重要な情報と
なります。

LTV(ライフタイムバリュー)という言葉があり、顧客ロイヤリティ
を高めていけば、その顧客は生涯にわたって企業に大きな利益を
もたらすという考え方から言っても、このマネタリーの発想は
非常に重要です。


マネタリーは、顧客の購入金額の合計で、一般的にこの金額が大き
ければ大きいほど良い顧客と考えることができます。


つまり、購入履歴から顧客ごとの購入金額の合計を計算し、それを
金額の大きい順番に並べれば、最も上にくる顧客が良い顧客となる
わけです。

購入金額も購入(来店)頻度と同様に、企業(店舗)の営業期間に
よって、金額は大きくなってきますので、業種・業態を考えながら
期間を定めて分析する必要があります。

具体的には、直近1年間の購入金額合計が40万円の顧客と5万円の
顧客を比較した場合、前者の顧客のほうが再購入する確率が高いと
いった考え方になります。

また、購入金額合計のランクが高いということは、潜在的な購入力
が高いということですから、そうした顧客が多いことは企業にとって
は喜ばしいことです。

そうした顧客に直近の購入(来店)履歴があり、購入(来店)頻度が
上がれば企業(店舗)売上・収益に貢献することは間違いないと考え
られます。

次回以降は実際にこのRFMをクロスで分析し、どのような考察が加え
られるのかを詳細に解説していきたいと思います。