顧客管理分析とRFM分析3 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

藍原 節文
株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
経営コンサルタント

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閲覧数順 2024年10月06日更新

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顧客管理分析とRFM分析3

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顧客管理分析と販売促進戦略
今回は顧客管理分析の分析手法の中で、最も重要であるRFM分析の
Fについて詳細に解説を加えていきたいと思います。

Fとはフリークエンシー(frequency)の頭文字をとった
もので、お客様の購入(来店)頻度を示しています。顧客管理分析
上でお客様が何回購入したのか、または、何回いらっしゃったのか
という情報は非常に重要な情報となります。


フリークエンシーは、顧客がどの程度頻繁に購入(来店)して
くれたかを判断材料とするもので、購入(来店)頻度が高ければ
高いほど良い顧客であり、再購入(来店)する可能性が高いと考
えることができます。


つまり顧客の購入(来店)履歴から過去に何回購入(来店)したかを
抽出し、その回数が多い順番に並べれば、一番上にくる顧客が最も良い
顧客となるわけです。当然、企業(店舗)の営業期間が長くなれば、
購入(来店)頻度は大きくなりますので、期間を定めることが必要な
場合もあります。

具体的には直近の半年間で4回購入(来店)した顧客は、1回しか購入
(来店)していない顧客よりも再購入(来店)の可能性が高くなります。

また、購入(来店)頻度が低い顧客が多い場合は、小売・サービス業の
場合、商品や接客レベル・価格などで顧客に満足を与えていない可能性
があります。

一方、購入(来店)頻度が高い顧客が多い場合は、固定客(ロイヤルユーザー)
が多いということですが、そのわりに購入(来店)頻度の低い顧客が少ない
場合は、新規の顧客が少ないことになりますので、新規顧客獲得に向けた
営業・販促戦略が必要になってきます。

次回はRFM分析の最後の分析手法であるMに関して考察を加えていきます。