「いやあ~、うちのパート・アルバイトは、話を聴こうとしてもなかなかしゃべらないんですよね~。おとなしいというか自分の意見が無いというか・・・何も考えてないんじゃないかな~」
こんなことを言う経営者がいます。ひとりや2人ではありません。たくさんいます。困ったことですね。
パート・アルバイトが何も考えていないから何も話さないのでは無く、あなたに話したくないか、もしくは、話すに話せない雰囲気だから話せないのです。
よく部下に対して「何も考えていない」と言う上司がいるのですが、とんでもないことです。そんなことを言っている上司に「話したくは無い」のです。上司、経営者に部下が「話したくなる」「話す意味がある」「話を聴いて欲しい」と言う気持ちを持たない限りは、たとえ何かしらの話をしたとしてもそれは「うそ」です。上司をこれ以上怒らせないための、もしくはその場を取り繕って早くこの面談を終わらすための、部下の作戦なのです。
そんな「うそ」をいくら聴いても意味がありませんし、またそれをうのみにしたら更に問題は大きくなっていくのです。パート・アルバイトや部下には、「本音」を「正直」に話して欲しいのです。それでないと、聴く意味がありません。
では、パート・アルバイトに「本音」を「正直」に話してもらうために心がけること、それは
1)この人に話したら何らかの改善があるという期待を持てる
・この人は、うそはつかない。ごまかさない。言い訳しない
・この人は、私の悩みを真剣に聴いてくれる
・この人は、最後まで全部話を聴いてくれる
・この人は、この話をむやみに口外しない
・この人は、私の話を聴いた後に「説得」「説教」モードに入らない
2)話をしたくなるリラックスした雰囲気を作ってくれる
・私の表情を読み取ってくれて、笑顔もしくは真剣な表情を返してくれる
・私の気持ちを察してくれて、話しやすくする流れを作る話題を話してくれる
・話の内容によっては、他の誰にも聞かれない環境を用意してくれる
3)まじめに真剣にパート・アルバイトに対して「聴く耳」を持つこと
・冒頭の様な不信感を持ったままでは「聴く耳」は持てません。
まずはパート・アルバイトを信じることです
・聴く前に先に「聴いた後にどうするのか」と言う戦略を考えないこと
・最後まで聴く
・相手が話し終わるまで、次に自分が話す内容を考えないこと
たくさんありますね。でも、これらをクリアーしない限り、パート・アルバイトや部下の話は聴けないのです。これらを踏まえた上で無いと、彼らが話してくれる内容は「本音」「正直」ではなく「うそ」である可能性が高いのです。
いくら面談をしても、必ずしも相手が「本音」「正直」に話してくれるとは限りません。まずは、全力で上の条件を100%クリアーにしていきましょう!
そうすれば、あなたのその姿勢、誠意は必ず相手に伝わりますよ!!
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