- 杉浦 繁
- Atelier繁建築設計事務所 代表
- 愛知県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
デザインは超現実的・・2
建築というものには芸術性やデザイン性というものがあります。
これは間違いのないところです。
逆に言えば、これのない建築というのは面白くも何ともない・・
のです。
ま、そんなもん無くても何も困りませんのですが・・
誰か偉い人がいってましたが・・
それでは文化がないのです。
無くては愛が生まれません。
そんな芸術性やデザイン性・・
一般の人から見るとそれが特化して見えてしまいます。
何しろ一目見ただけでわかりますから・・
格好いい!
なんて素敵な家なんでしょう!
っちゅうわけです。
高性能な断熱とか絶対に壊れない構造とか安全な階段とか・・
機能や性能や技術なんて目に見えませんし言われても実際にどうなってるのかなんてわかりゃしないのです。
けれども、そんなデザイン性って・・
やっぱりそれは建築の持つ一側面でしかありません。
TVのCMでも言っていますよね・・
大事なのは安全と走りでしょ・・って。
建築だって同じです。
大事なのは機能と安全でしょ・・。
それらが成り立っていて始めてそこに芸術性が求められる。
つまりデザインをすることが出来るということ。
逆もある、こうしたいと思うデザインをいかに機能や安全や性能をそこなうことなく造るのか?
だって・・
実は、そんなもん無くても何も困らない。
芸術性を高めるために安全性を犠牲にするなどというのはもってのほかです。
格好良くしたために住みにくくってなんてあってはならない。
凄くすてきな家だけど家族が病気ばっかしてる家なんて家ではない。
それは2番目なんです、2番目・・
私は・・
そう思っています。
違ってますか?
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