- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
BAUHAUS バウハウス
建築やデザインを志していない人でも一度くらいは聞いたことがある名前でしょう。戦前ドイツに生まれたデザイン学校の名前で、ナチスの影響ですぐになくなってしまいましたが「合理主義」や「機能主義」という、戦後の建築や工業デザイン、経済や社会全体に浸透していった主義をまじめに考えていた学校です。グロピウスが設計した校舎に刻まれているBAUHAUSのフォントが一番有名でしょうか。
展示してあるものをみると、例えばカーテン生地に使うチェックの柄のバランスを研究していたり、投影によってできる影を研究していたり、紙を切り込んでできる形状を研究していたり、もちろん家具などの作品もあったのですが、芸術が工業に入り込んでいく過程を論理的に探っている感じでした。
だからこそ感じる「堅苦しさ」も大いにあるんですけど・・・。
自分のつくる建築へのアプローチと比較して思うのは、
今自分が取り組んでいるのは合理性を超えたところに生まれる「豊かさ」や、機能性を超えた「不変性」。
ただ、まだ着地点は見えてません・・・。
建築と建築家と設計事務所と住宅と横浜と家族と・・・
シキナミカズヤ建築研究所