起業のために必要な知識とは - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年12月08日更新

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起業のために必要な知識とは

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 今の時代の起業においては、法律、会計、マーケティングが必要な知識と言われます。このような言い方をするのは、米国のMBA(経営学修士)などで勉強するモデルケースの場合。日本で小企業を起業する場合は、マネジメントとコミュニケーションの方が現実的です。そのほかに、会計やマーケティングの知識も求められます。

 日本では、第一にビジネスアイデアを上げる起業希望者が圧倒的に多いです。お金を儲けるためのアイデアですが、実際に起業してみますと、このアイデアほど役立たないものはありません。10人の起業家がいますと、最初に考えたアイデアを事業化して、実際に利益を上げている人は、2、3人しかいないと思います。

 わたしが起業の時に必要な知識と考えるのは、あらゆる難問を解決するためのスキルが一番と思っています。起業家が最初に身につけなければいけないのは、どんなにハードルの高い問題でも、解決する能力を高めることです。これは決して、起業家が一人で全てに取り組むわけではありません。

 問題のジャンルによっては、知人や人脈を通じて他の人に依頼することもあります。核となる問題に関しては、自分自身で取り組むことも大切です。コンサルタントに依頼することも必要です。起業を実現するため、降りかかる問題は早期に解決すること。起業することを決めた段階で、まずこの能力を磨くことです。

 関連してもう一つ、今自分にとって何が問題なのか、問題の本質を考える能力も大切です。いかに解決能力があっても、取り組む問題そのものに問題があってはジャダレにもなりません。起業に向かって、問題点を探し、次に解決する能力。その能力が高まったうえで、初めてビジネスアイデアを探しても、決して遅くはありません。

【一言】
 生協連が「コープ」ブランド商品の製造を委託している業者に対し、支払い代金を値引き販売に協力するカタチで、不当に減額していました。起業しても取引相手によっては、不当に値引きや販売協力させられることがあります。自分の力で、不特定多数のお客さんを作り続ける努力は、常にしておくことです。起業においては、お客さんだけが頼りになります。

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