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「資金繰り」の大切さを、改めて。

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いまさら何を言っているんだ、という声もありそうですが、何度でも言います。
資金繰りは、大切です。

キャッシュは企業の血液のようなもので、出たり入ったり代謝を繰り返しながら巡っています。

いくら脳ミソの出来が良かろうと、外科医が惚れ惚れするような美しい臓器を持っていようと、アスリートが羨むような筋肉を持っていようと、モデルが嫉妬するグッドシェイプであろうと、血液が良い状態でなければ意味がなく、むしろ血液が良い状態であるからこそ、そういった良い状態になることができ、また維持できると言えます。

というわけで、今回は資金繰りについて触れたいと思います。

理想は「毎月増えていくこと」、最低でも「危険水準を下回らないこと」

それが出来れば苦労は無いわ!!と怒られてしまいそうですが、「これができていれば、事業が上手くいっている証」と表現しても過言ではありません。
(支出の先送りをした結果、なんて場合もありますが)

もちろん季節性のある商いはその限りではありませんし、大量仕入で原価を抑えている場合や特定の季節に製造する場合などではキャッシュアウトがまとまるため難しいかと思います。

しかし、そういった場合においても、後者の「危険水準を下回らないこと」は必須です。

計画通りに進まなかったり想定外のことが起こるなんてことは、事業をやっていれば当然のごとくあるわけですが、私の短い事業主としての経験の中においても、大抵そういった有難くないことは、「え!!!今!!?」というタイミングで起こるものです。

まあ、これについては私の進め方に問題がある可能性も大ですが、とにかく現実は理想のようにはいかないもので、その理由について「どのような原因で乖離しているか」や「どの程度の乖離があるか」を努めて把握することが肝要かと思います。

ドーピングのような融資や借入はしない

融資や借入は、ドーピングのような性質を持つ場合があります。

ドーピングという言葉が適切でなければ、疲労困憊のところを大量のカフェインで目を覚ましたり、大量のブドウ糖で一過性の元気を出すためにエナジードリンクを飲むようなもの、とでもいいましょうか。

もちろんこれらの資金調達を一律否定するつもりは全くなく、「目の前の支払いさえ乗り切れば」という状況は必ず訪れますし、そういった状況で手元資金の乏しさ故に終わりを迎えるのは勿体ないの一言です。

また、「事業のための投資であり、遅れたら機を逸する」というような場合、コツコツ貯めていたら間に合わないわけで、リスクを負っても攻める!!という明確な目的と勝算があるならば、むしろGoです。

しかしながら、大きな入金の予定があるわけでもなく口座の残高が毎月減っている、慢性的にキャッシュアウトの方が多いとなれば話は別で、その場合の多くは、家賃などの固定費や人件費分の売上が確保できていない場合が殆どのように思います。

また、このようなシーンでの借入は、大して身にならない消え方をする、さらに言えば延命にしかならないことの方が多いのではないでしょうか。

顧客との追加発注や条件の交渉、販売チャネルの追加、仕入の条件交渉やサプライヤーの開拓などによる原価の低減努力、交際費などの経費を切り詰める、処分できる資産を現金化する、事業の規模にそぐわない要素を排除する(高い家賃の物件からの引っ越しなど)、人員整理など事業の規模自体を調整する・・・

こういった努力による体質改善こそが肝要であり、その過程で「手を打っているが、効果が出るまで時間がかかる」というような場合に、つなぎ資金を投入することは当然okです。

事業主は会社(事業)のサイフに責任を持つが、会社(事業)のサイフをあてにしてはならない

これは特に自営業や中小規模の企業における話ですが、実体(実態)として、会社(事業)と事業主(社長)のサイフが一緒だったりします。

その場合、会社のサイフが寂しければ事業主が補充することはよくありますし、事業主として取引先や従業員に対して責任を持つわけですから、当然と言えます。

ただし、事業主のサイフが寂しいからといって、予定していたわけでもないのに会社のサイフから補充するのは、非常によくないことです。

もちろん、会社のサイフを優先して毎月の報酬を振り込まず、何か月か分をまとめ払いしている場合もあるでしょうが、それにしても「予定していたわけでもないのに」というのは頂けません。

少し上の方でキャッシュフローの改善を論じているというのに、予定外のキャッシュアウトを自ら発生させてどうする!という話です。

事業主と会社のサイフが一緒というのは、「会社(事業)のサイフも、自らのサイフと同じように大切なもの」であっても、「会社(事業)のサイフも、自らのサイフと同じように好きにしてよい」ということではありません。


長くなってしまいましたので、このあたりで。

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