住宅の耐久性up ステンレス基礎パッキン - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

鈴木 克彦
株式会社マクス 代表取締役
建築家

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対象:住宅設計・構造

牛込 哲也
牛込 哲也
(建築家)

閲覧数順 2023年09月26日更新

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住宅の耐久性up ステンレス基礎パッキン

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ティンバーフレーム工法の住宅 富士市 時を刻む家
ティンバーフレームの家が出来るまでをダイジェストで書いております。

さて、前回のコラムで書いた通り、規格ハズレの大きさ・太さの材料を用い手工事が進められるわけですが、こんなに太くて長くて重たい材料を一生懸命加工しているのは、見た目を派手にするためではありません。

「耐久性」が欲しいからです。

「住宅ローンで精一杯なんてつまらないしねっ」

等というCMも有りますが、フラット35を使って、住宅ローンを35年間で組むんだから、

「住宅ローンが完済する前に建て替えなんてつまらないしねっ」

と逆に問いかけたいのです。


もちろん、そのためには普通に桧で建てても良い訳ですが、やはり、
【材料が全て・材料さえ良ければOK】
と言うのではなく、耐久性をあげる”気遣い”が大事だと思います。

寒冷地を除き、今はキソパッキン工法が主流となってきましたが、基礎のコンクリートと木の土台の間に入れるパッキン、通常はプラスチックのような樹脂で出来てます。

「これって持つの?」

とお客さんに聞かれることがあります。

「メーカーは持つと言ってます」と答えざるを得ないのですが…


そこで、写真はステンレスのキソパッキンです。
これなら耐久性アップ間違いなしです!

ちょっとした気遣い・ちょっとした予算増が大きな耐久性増に寄与します。
住宅で基礎パッキンを樹脂からステンレスに換えても、その差額は10万まではいきません。


設備のグレードを上げてても、見た目は変わりますが、家の耐久性は上がりません。
後から交換できない部分は、しっかり予算を取るべきだと思っています。

尚、ティンバーフレームに関しては、こちらもご覧下さい。