- 三島木 英雄
- 株式会社FPリサーチパートナーズ 代表取締役
- 神奈川県
- ファイナンシャルプランナー
対象:年金・社会保険
この数か月は相場が慌ただしい
多くの会社で導入されている確定拠出年金制度。
今まで資産運用とは縁のなかった方でも、最近この確定拠出年金が
会社ではじまった方が多い昨今です。
多くの会社の仕組みとしては退職金代わりに先に掛金を支給するので
自分で運用して増やして下さいねというやり方です。
会社が導入した「運営管理機関」により、勉強会の質や質問の受け答えなどに
大きな差があるのが現状です。
写真は私の現在の運用状況です。
19万円程プラスですが、ここ最近の新興国株式・債券・通貨安のトリプル安で
利益が相当減りました。
株式投資のように頻繁に売買するものではありませんが、
株式市場が振るわない時は一定期間「債券」「預金」などの安全資産に
避難することも可能です。
初めに選択した商品でずっと運用しなければならない訳ではありませんので
有効に活用したいものです。
その際に使うのが
1.掛金の配分変更
2.スイッチング
なのですが、2つは似ているようで大きな違いがあります。
まず「掛金の配分変更」ですが、簡単にWEB画面で行えます。
今投資している商品の割合を増やしたり、減らしたり
他の商品も選択することができます。
次回の掛金から変更した配分で投資されますので、今までの投資資産の
損益はそのまま継続することになります。
一方で「スイッチング」はAをBに変えるなど、解りやすく言うと
売買するようなイメージです。
■例
現在の資産・日本株式ファンド 30%
・先進国株式ファンド20%
・新興国株式ファンド20%
・先進国債券ファンド30%
上記の状態であったとして、しばらく株式は値下がりが続きそうだ・・・
という見立てでは「株式をスイッチングして預金や債券にシフト」します。
スイッチングを行い
・日本株式ファンド 10%
・先進国株式ファンド10%
・新興国株式ファンド10%
・先進国債券ファンド30%
・預貯金 40%
などに変更が資産全体でできます。
基本的に通常の株式投資や投資信託のようにスピード感をもって
変更が出来ないのが確定拠出年金での運用のデメリットですが
長いスパンで、しっかりと掛金を「増やす」「守る」行動は是非行って頂きたいことです。
※掲載写真の資産配分を推奨するものではありません。
「確定拠出年金」に関するまとめ
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確定拠出年金(401k)の運用方法を学んで自分の力で年金額を増やしましょう!
最近多くの企業で導入されている確定拠出年金(401k)。いきなり確定拠出年金の導入が決まって、慌しく運用を始めてしまった方いませんか?せっかく確定拠出年金の運用をすることになったのですから、運用時の注意点や確定拠出年金のメリット、節税方法方法を理解して年金額を増やしましょう。 多くの専門家がオススメしている確定拠出年金(401k)。自分で資産を増やせるチャンスです!
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