大家さんから大家業へ - 住宅賃貸全般 - 専門家プロファイル

田井 能久
株式会社タイ・バリュエーション・サービシーズ 代表取締役
愛知県
不動産鑑定士
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大家さんから大家業へ

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先般用事があって税務署に行ったときにふとみたポスターに目がいきました。
 
内容は個人で事業を行っている方の帳簿の記載・記録の保存について平成26年1月から記帳・帳簿等の保存制度の対象者が”拡大”されるということでしたが、よく読むと事業取得、山林所得そして不動産取得を行う方”すべて”が対象になるそうであります。
 
私は税のほうの専門ではないのですが不動産鑑定業務で不動産の収支について調査することがあります。
 
たしかにいわゆる個人経営の大家さんで記帳や帳簿をつけて収支を管理しているかたはあんまりいらしゃらないですね-。それでも大家さんは不動産管理会社が入る場合が多いのでまだいいのですが、地主さんになると、契約書すらもともと存在していない場合も少なくないと思います。
 
契約そのものは口頭でも有効に成立していますし、昔からの関係なのでお金は支払うけど今更ハンコをもらうなんて堅苦しいと思う方もいらしゃるようですがそれを許容しない世の中になりつつあります。
 
メンドクサイようですが考えようによってはいくら行きつけの床屋さんやお店やさんでも近頃はツケでなく、その都度支払い、どんなに少額でも領収書が発行されるなど金銭の授受のが厳格に管理されているのに、なぜか不動産関連の収支だけは失礼ながらやや”どんぶり勘定”で認められていたこと自体がおかしいですよね-。
 
相続も遺言書などあるべき書類がないことが”争族”のきっかけになってしまた事例がありますし、やはり人に空間を提供しそれに対しての対価を受け取っている以上、その収支を記録し保存することは大切だと思います。
 
というわけでこれを前向きにとらえ「大家さん」から「大家業」という意識を持つことで何かが変わっていくような気もします。

2013/8/22 タイの目より http://www.valuation.co.jp/column/data/000191.php

 

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