【お悩み相談】子どもの記憶を修正したい - 離婚問題全般 - 専門家プロファイル

中西 由里
ふぃ~めぇる・みしま 
静岡県
夫婦問題カウンセラー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:離婚問題

阿部 マリ
阿部 マリ
(行政書士・家族相談士)
阿部 マリ
阿部 マリ
(行政書士・家族相談士)
岡野あつこ
(離婚アドバイザー)

閲覧数順 2024年12月01日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

【お悩み相談】子どもの記憶を修正したい

- good

夫婦問題 離婚と子ども

こんにちは(^^♪

見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。

 

 

【お悩み】

 

離婚して、子どもと暮らしています。

 

子どもの記憶がおかしいです。

 

私が連れていってあげた場所なのに

 

「パパと一緒に行った」

 

と言います。

 

自転車に乗る練習、逆上がりの練習も、父親がやってくれたと言いますが、本当は私が教えてあげたのです。

 

父親は、子どものことを放棄して、遊び歩いていました。

 

だから、子どものために何かしてあげたことなんてないのです。

 

子どもに正しい記憶を取り戻したいのですが、何かよい伝え方はありませんか?

 

 

【お答えします】


お母さんは、お子さんのために精一杯でしたよね。

 

ご自身も大変な時期だったでしょうに、お子さんに寂しい思いをさせないように、一生懸命時間を作って、頑張ってこられましたね。

 

それなのに、お子さんの記憶違いによって、お父さんに、美味しい所を持っていかれて、悔しいだろうと思います。

 

お父さんがお子さんのことを放棄していたのであれば、尚更ですよね。

 

実は私にも同じような経験があります。

 

すごく腹が立つでしょ?

 

あなたが「正しい記憶を取り戻したい」というお気持ちも、そう思わずにはいられないほど、辛いのだろうなと思います。

 


さて、私たちの記憶というのは、経験したことを全て完璧に記録したものではありません。

 

どんな気分で体験したか、どのように解釈したかによって、記憶には事実とズレが生じます。

 

そのときの記憶が、別の記憶と繋ぎ合わさることもありますし、自分にとって都合の良いように記憶していることもあります。

 

記憶って、不確かなものなんですよね。

 

また、お子さんの年齢によっては、空想で辛い現実から心を守ろうとすることがあります。

 

お母さんとお出かけして嬉しかったけど、本当はお父さんもいてくれたらいいのになぁって思っていたのかもしれない。

 

お母さんが自転車や鉄棒の練習につきあってくれて嬉しかったけど、本当はお父さんにも教えて欲しかったのかもしれない。

 

「パパと一緒に行った」

 

「パパと練習した」

 

そう思うことで、お子さんは、心のバランスを保っているということも考えられます。

 

お母さんとしては、腹が立つやら、虚しいやらで、やってられないだろうと思います。

 

でも、正しいことを伝えることで、お子さんは、正しい記憶と一緒に、悲しみや寂しさも手に入れることになるかもしれません。

 


今、伝える必要があるのかどうか、もう一度考えてみませんか?

 

 

すべての女性をヒロインに

ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。

 

このコラムに類似したコラム