- 岡崎 謙二
- 株式会社FPコンサルティング 代表取締役
- 大阪府
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
どの職業の年収が高いのか。厚労省の賃金構造基本統計調査には様々な職業の平均年収が載っており、それによると、平成24年において平均年収が1000万円を超えた職種は3つ。航空機操縦士(1151万円)、医師(1143万円)、大学教授(1080万円)となっています。実際にはもっと多い感覚ですが。
また、総務省の「平成22年地方公務員給与の実態」をもとに、東京都の地方公務員の平均年収(全職種の月給・賞与項目の平均を足して算出)を試算すると、その額は768万円。
ところで海外では。たとえばアメリカでも医療系の年収が高いが、その額は日本の比ではない。神経外科医で約37万ドル(約3700万円:7月25日現在の為替レート、以下同)。以下、石油エンジニアと麻酔看護師が約16万ドル(約1600万円)で続く。
このような差について、「海外では専門職の評価が非常に高く、高給になる傾向にあります」と専門家は語ります。その証拠に、アメリカでは医者に限らず、ソフトウェア開発者や保険計理人の平均年収も1000万円を超える。
「海外との比較でいえば、経営者の給料も日本はかなり控えめです。欧米は経営者市場があり、外部から招くのが主流ですが、日本は多くが内部昇格。そのため、経営者になって大幅に年収を上げるのは反発を招き、実行しにくいのです」
年収が高いとそれなりに責任も高いので当然ですが、やはり専門職(手に職がある)はうらやましいと思います。専門職でなくて御、「これなら誰にも負けない」というものがあればいいですね。
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