『LZR RACER(レーザーレーサー)NOMENがネーム開発』 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

島田 千草
株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
東京都
ブランドコンサルタント

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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『LZR RACER(レーザーレーサー)NOMENがネーム開発』

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ネーミング LZR RACER(レーザー・レーサー)
こんにちは、ノーメン・ジャパンの島田千草です。


Speedo 社が今年2月に発表した新水着、LZR RACER(レーザー・レーサー)は、北京オリンピックを目前に控え、最近メディアでもかなり取り上げられているようですね。


『魔法の水着が日本水泳界に激震!』というように取り上げられていますが、実際今シーズン達成された世界新記録40のうち、37の記録がLZR RACER着用の選手とも耳にしました。


そして、LZR RACER(レーザー・レーサー)というネーミングは、NOMEN UKを中心に
私たちノーメン・グループで開発いたしました。


実際ネーミング開発に費やした期間は8週間。


4段階にわたる開発を繰り返し、ネーム候補は2000を超えていました。


この画期的な新商品名開発に対してSpeedo 社は、従来のマーケティング部門スタッフの他に、元オリンピック競泳選手たちもチームメンバーとして参加させました。


彼らは候補ネームについて貴重なフィードバックや方向性の再確認などを通して、ノーメンのネーム開発を力強くサポートしてくれたと、ノーメンUKマネージャーのジェフは話していました。


このプロジェクトのNomenクリエイションチームは、フランス・ドイツ・アメリカ・中国、そして私たち日本も含めて編成されました。


ネーム開発自体は8週間という割と短期間でスムーズに進みましたが、そもそもこの開発プロジェクトにノーメン・グループが参入するにあたっては、グループ内のすべてのプロジェクト参加国マネージャーに、24時間以内の契約書サインが要求されていました。


何のプロジェクトか一切知らされる以前の段階で、秘密厳守の契約書の締結をグループ全ての参加ブランチに要求してくるなんてことは、そう頻繁ではないことでしたので多少驚きましたけれど、今になっては十分理解できることです。


さて、ここでLZR RACER(レーザー・レーサー)のネーミングがなぜ選ばれたのかについて触れましょう。


それは、レーザー・ライト(光線)・コンセプトにリンクしているからです。


このコンセプトは、パワー、スピード、フォーカス、正確さ、インテンシティ(瞬間的な強さ)を表現、エリート・アスリートを大いに想起できるはずです。


また、ネーム構造からは、レーシング、スピード、コンペティション(競技)を結びつけることができます。


『 LZR 』は、RAZOR(レーザー)を短縮させてスピード感を表現し、よりフォーカスさせることで、この商品の価値をネームからもコミュニケートしていこうというアイデアでした。



最後に、残念ながら日本代表選手たちはこの水着が着用できないそうですが、個人的には北京での大活躍を応援しています。


頑張れ、日本!!!





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www.nomenjapan.com