ブータンが国民総幸福量(GNH)を発表し話題になりました。ブータンは国民の幸福度が非常に高い事でもよく知られています。一方、日本国民の幸福度はあまり高くありません。経済的にも恵まれ、豊かな生活をしているのに、なんだかとても残念に感じてしまいます。そこで、少しでも幸福度をあげるには何ができるのかを考えてみました。
人間のライフサイクルで40歳をすぎると幸福度が徐々に下がり始めると言われています。それは53歳まで続きますが、53歳を過ぎると幸福度は上がり始めるそうです。死ぬまで上昇し続けるそうですから、長生きしたほうがお得なようです。
ということは、40歳から53歳までどうやって乗り切るかが重要なポイントのようです。経済的なことが幸福度をあげる事は否定しません。しかし、ブータンが主張するように、経済だけでは人は決して幸福にはなれないと思います。ある調査では幸福度と経済的な富は一定度まで比例しますが、それをすぎると全く相関関係をしめさなくなるそうです。では、ひとが幸福を感じるには何が重要な役割をになっているのでしょう。幸福度と完全な相関関係をしめすのが睡眠なのだそうです。睡眠時間が適度であれば、かならず寝不足や寝過ぎの状態より幸福感を得られます。さらに、幸福感は「上司との関係」や「健康状態」ともきれいな相関関係を示すそうです。
適度な長さの睡眠と上質な睡眠はどうやったら得られるのでしょうか。睡眠には自律神経の状態やホルモンバランスなどが関係していると言われています。寝る前には副交感神経を優位にするために静かな部屋でストレッチやヨガをしてみましょう。ぬるめのお風呂にゆっくり入るのもよいでしょう。また寝室の環境も非常に大切です。覚醒から睡眠へと導いてくれるホルモンにメラトニンがあります。メラトニンは目に光が入ると分泌されませんから、寝室は真っ暗にしましょう。さらに寝る前のPC作業やスマホ操作もメラトニンの分泌を抑えてしまうので、寝付きが悪くなってしまいますから厳禁です。また眠れるけれど悪夢を見てしまう方はビタミンB6を摂取するように心がけてください。ニンニク、玄米、牛肉、豚肉、鶏のレバー、ひまわりの種、ピーナッツに多く含まれます。ビタミンB6が不足すると精神安定の脳内物質が作られなくなるので悪夢をみると言われています。
適度な長さで上質な睡眠は確実に健康にも結びつきます。健康状態がよくなれば、判断力も増して気持ちに余裕が持てるので上司との関係もよい方向にむくでしょう。「睡眠」「健康」「上司との良好な関係」を手に入れれば、40歳~53歳の幸福度の低い時期も人生に失望せず、希望を持って生き生き過ごせそうです。
私も今日から「質のよい睡眠」をめざして、ゆったりした夜の時間を作りに挑戦です。長生きして、幸福感の高い時期をたくさんたくさん楽しみたいと思います。
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