- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、先日アメリカの大手コンサルティング会社であるボストンコンサルティンググループが、2012年の機関投資家や個人が運用会社に預けた資産総額をまとめたところ、前年比9%増加して“62兆ドル(約6200兆円)”になったと発表しました。
これは、世界のGDP(国内総生産)が、およそ72兆ドルであることから考えると、かなり大きな数値と言えます。
日本のGDPの10倍以上です。
地域別にみると、北米が30兆ドル、欧州が18兆ドル、日本・豪で6兆ドル、アジア3.8兆ドル、南米1.5兆ドルとなっています。
金額では、先進国がまだまだ大きいですが、伸び率では、先進国が8%程度の伸びに対して、アジアが前年比17%増、南米は14%増と2ケタの伸びとなっています。
また、運用手法別では、伝統的なスタイルである「アクティブ運用」が約5割の31兆ドルを占めていますが、伸び率では「インデックス(パッシブ)運用」が8兆ドルと、4年前の倍近い伸びを示しています。
その他、最近の傾向としては、ヘッジファンドをはじめとする「オルタナティブ運用」が約6兆ドルを占めるまでになっているのが、特徴といえます。 世界中にあふれ出している“マネー”は、年々増加し、その運用スタイルも多様化しています。
「資金量」が増え、「運用手法」が多様化することにより、ますます“マネー”の動きは速くなり、“ボラティリティ(価格変動)”は、高まっていく傾向にあります。
従って、バイアスをかけた偏った運用では、「勝ち続けること」は非常に難しい状況となっているのです。
個人投資家の基本は、やはり、投資対象(アセット)にしろ、通貨にしろ、運用手法にしろ、「分散」することが、ますます重要になってきたと言えるでしょう。
それでは、今週も平和な週末となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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