
- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
1つにはベンチマークとの比較です。
例えば、日本株式に投資する場合には、TOPIXの成績と比べどれだけ勝っているかは重要な位置づけになります。
海外の株式を対象とするものには、MSCIコクサイ、MSCIエマージング指数等があり、海外の国債ではシティーコープ国債指数がベンチマークになります。
保有されているアクティブ投信がこれらのベンチマークに負けていた場合には、インデックスファンドへの乗り換えをご検討下さい。
2つ目はシャープレシオです。
シャープレシオとは、リスクを取ったことによって、どの程度のリターンが得られたのかという「リスク調整後」のリターン(超過利益率といいます)を比較する代表的なパフォーマンス評価方法です。
ポートフォリオ(投資信託が保有する銘柄)の収益率から、無リスク資産(定期預金や国債など)の収益率を差し引き、それをポートフォリオ(投資信託)のリスク(標準偏差)で除せば求められます。
この場合、数値が大きいほど、リスクに対してリターンが大きいのですから、良いポートフォリオ(投資信託)となります。
数式は
シャープレシオ=(ポートフォリオのリターン−無リスク資産のリターン)÷ポートフォリオのリスク
です。
投資信託を勧められたら、「シャープレシオは幾つですか」と聞いてください。また、ベンチマークとの比較も聞きましょう。当然複数の投信をこの両数値で比較してください。
既に運用を開始した投資信託では、これらの数値が運用レポートに示されています。是非ご確認下さい。