- 松岡 在丸
- 松岡在丸とハウジング・ワールド
- 東京都
- 建築プロデューサー
対象:住宅設計・構造
「書斎を作るなんて、贅沢だ」
家づくりに取り組もうとするユーザーさんの中には、こんな風に述べる方が少なくありません。
でも、書斎は贅沢なのでしょうか。
昨今のインターネットの普及によって状況が大きく変化し、在宅勤務が可能になったりフリーランスや「ノマドワーカー」と呼ばれる働き方が目立ってきたりすると、将来のワーキングスタイルに対する見方も変わってきます。
書斎は仕事と学習の場
個室か否かに関わらず、書斎があるということは、「ここでは仕事や勉強をする」という雰囲気で取り組む場所があることになります。
仕事や勉強は、家族の生活のため、また個人の成長のために欠かせないこと。
これを家でしっかりとできるかどうかが、働く人にも子供たちにも将来に大きな違いを生み出すわけです。
書斎は書庫でもある
本棚を個人の部屋に置いている家庭は少なくありません。もちろん、個室に置きたいものもあるでしょう。
とはいえ、本の多くは家族で共有することができるもの。書斎を「図書室」と考えて使うことで、仕事も勉強もはかどることになります。
メリハリを付けた生活を
書斎があると、生活スタイルにメリハリが生まれます。
勉強するときは勉強する、仕事をするときは仕事をする、遊ぶ時は遊ぶ、ということ。
書斎には、個人の部屋にあるような気を散らすものがありません。それで仕事や勉強がはかどることになります。
これが、生活にメリハリを与えるものとなります。
主婦でも、書斎を使って調べ物をしたり習い事の勉強をしたりと、書斎を活用できます。
家は単に食べて寝る場所ではありません。
生産的な活動も、家で行なうことができれば、そこは住みよい場所となります。
書斎を設けることも、ぜひ積極的に考えてみてください。
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