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戦国WorldWide時代:織田信長のすごさ
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ウェブサイト戦略
戦国WorldWide時代
2008-05-05 16:45
戦国WorldWide時代:織田信長のすごさ
織田信長がすごいと思うところは、当時としては画期的な変革をいくつももたらし、
日本史上まれにいる「分裂国家であった戦国時代」において日本統一の流れを作ったことです。
変革をもたらすために行ったことはことごとく「既成概念を変える」ことでした。
・身分を問わない登用
実際に信長の周辺を見てみるとわかりますが、
他の戦国武将に比べて、親族や古くからの重心が少なく、
自ら登用して出世させた人間が多いことに気づきます。
・楽市楽座
これは古くは春秋時代の斉の国も人を集めることと商業を活性化させることで、
強国へと成長しましたが、信長も同様でした。
・士農分離
尾張の兵は弱兵といわれていましたが、士農分離はその強化だけではなく、連戦を可能にしたともいえます。
上杉謙信があれだけ武田と対等に戦い、北条や織田を破りながら領国拡大できなかったのは
雪による弊害もありますが、士農分離されていないと長期戦に挑めないということがあります。
・キリスト教保護
信長は本願寺や比叡山と何度も対決しましたが、キリスト教は保護していました。
ただ、大友などとは異なり、「利用していた」ように見えなくもないです。
日本ではなぜかキリシタン大名はほとんど短命に終わりました。
・居城を変える。
徳川家康も岡崎→浜松→駿府→江戸と居城を変えていきましたが、
信長は家康とは逆方向に名古屋→清洲→小牧→岐阜→安土と居城を変えています。
おそらく最終的には大阪に居城を構えるつもりであったのではないかと思いますが、
それは秀吉が受け継いでいます。
上杉、武田、北条、毛利などは居城を変えませんでした。
他に変えたのは伊達政宗ぐらいです。
・鉄砲の活用
これは信長時代の後期になりますが、鉄砲をいち早く大量に整備し、
戦に役立てた戦国大名は信長が初めてです。
これは今の時代にも活かせるノウハウが多く含まれています。
・過去の実績にとらわれない優秀な人材の採用・教育・昇進を行うこと
・人が集まる風土を醸成し、収益をあげること
・戦う集団に企業の環境を整えること
・舶来の考えを受け入れ、いち早く活かすこと
・時代の変化に合わせて行動するマインド
・新しい武器の活用
などでしょうか?
そしてネット社会で生きていくためにもこれらは必要です。
・ネット社会にふさわしい人材の採用・育成・抜擢
・新しい手法の積極的な登用
・過去の概念にとらわれないマーケティング手法の発掘
・舶来のものを是々非々でうまく日本的に取り込む能力・考え
などなど。
信長の考えがどのように、この現代の戦国時代に活かせるか、考えてみました。
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