老夫婦の生活から考える - インテリアコーディネート全般 - 専門家プロファイル

松浦 千代美
有限会社悠インテリア事務所 
インテリアコーディネーター

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対象:インテリアコーディネート

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閲覧数順 2024年10月03日更新

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父が5年前に脳梗塞で半身不随になりました。
2ヶ月半の病院生活から退院の日に
母が水頭症という病気で脳手術することになりました。
二人だけの生活ですから
今後の生活はとても心配でした。
両親の元気な姿が浮かんできては涙した日もありましたが
まず老夫婦の生活が少しでも快適に出来ることを考えました。

部屋の移動をしました。
寝室を和室から洋室のトイレから近い部屋に変え
ベッドでの生活にしました。
電動ベッドも自分がまだ少しでも動ける間は使用なしですが・・。
そしてトイレや浴室に手すりをつけたり
部屋と部屋の敷居の1センチの段差をなくしました。
火の消し忘れの多い母の為に
キッチンのガスコンロもIHヒーターに変えました。
冬の暖房も灯油のファンヒーターから電気蓄熱器暖房に変えました。
電球の取替えも大変です。
天井灯は椅子などを使わないとですから
助けの人が来てくれるまで待っています。
壁に簡易型の常夜灯を付けました。
ランプも長寿命の蛍光ランプに変えました。
防犯用に外灯にセンサーを付けました。

今、何気なく出来ていることが出来なくなる辛さは
当事者でないとわかりませんが
安全、安心で生活できる生活空間の大切さを体験しました。
机上では理解できない大切な体験となります。

これから新築、リフォームをお考えの方に
インテリアからの心身ともに感じる快適さ
機能面での快適さを提案して行きたいと思っています。