- 小松原 敬
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
- 神奈川県
- 建築家
-
045-314-5360
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
スケルトン・リフォームの現場から松の丸太梁が出て来ました。
松は杉やヒノキの違って、真っ直ぐではないので柱には使いません。
その代わり、強度があるので梁に使います。
たいこ梁は両サイドを落として、ある程度扱いやすくしたものを上曲りに使います。
上曲りのものを使うので垂れません。距離が長い梁では、昔はよく使いました。
ちなみに、30~40年前の家からは鉄骨の梁もよく出てきます。
最近は集成材の梁があるので使いませんが。
(これがなかなかやっかいなのですが/笑)
松の梁でもたいこ梁はよく出てきますが、丸太そのままは珍しいです。
近年では、こうしたたいこ梁やましてや丸太梁はほとんど使われません。
プレカットという機械加工にのらないのと、経験のない大工さんには扱いづらい為です。
材木の流通にも出ていません。
現場監督さんに聞くと、和風の居酒屋や焼き鳥屋さんなどの店舗内装では
時折使われますが、古材屋さんから仕入れるそうです。(結構高いとのこと)
こうした梁が出てくると、やはり梁を現して使うのがいいですね。
多少汚れていても、軽く磨いて濃い目に塗装すると味のある家になります。
今となっては、リフォームならでは、といった状況です。
このコラムの執筆専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
富士北山の木で家を建てませんか
富士の裾野で育った産地直送の天然乾燥無垢材を使って、エコで健康的な家造りをしませんか。無垢材対応金物工法・特殊ビスによる5倍耐力壁で、耐震等級3でありながら風と光が通る大開口をもつパッシブデザインの家がリーズナブルに建てられます。
このコラムに類似したコラム
やっとここまで来ました。 信戸 昌宏 - 建築家(2014/02/25 12:00)
エレベーターのリフォーム工事(完成) 齋藤 進一 - 建築家(2021/02/10 14:54)
リフォーム工事進捗 信戸 昌宏 - 建築家(2018/05/19 12:00)
2階に上がるとそこに居たものは。。。 信戸 昌宏 - 建築家(2018/05/02 12:00)
いよいよリフォーム現場が始まります。 信戸 昌宏 - 建築家(2018/04/20 12:00)