【最強ビジネスモデル】最後の藁一本で。 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

星 寿美
プラウドフォスター株式会社 代表取締役
東京都
経営コンサルタント
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【最強ビジネスモデル】最後の藁一本で。

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 【最強ビジネスモデル】  2013.06.14 No.0640
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先日、息子が、

「A先生とはもう、付き合わない」

と言って来た。

理由を聞くと、

「机の上の本、知らない?と訊かれたから
 知らないよ、と答えたら
 正直に本当の事を言え!と怒られた」とのこと。

 (息子は、本当に知らなかったらしい。)

A先生は、勝手に思い込みで早とちりして
決め付けてしまうところがある。
毎回、もっと酷いことで怒鳴られているので、
私は息子に、

「いつも、もっと理不尽なことを、
 沢山言われていて、それでも、
 まぁ、仕方ないかー、と許しているでしょ。
 何で今回は?」

と聞いた。すると、

「いつもいつもだから、今回はもー本当に頭に来た」

と言う事らしい。
それで、私はだいぶ昔に聞いた事のある

「藁一本でラクダが死ぬ」という話を思い出した。

うろ覚えだが、確かこんな話だった。

「ラクダの背中に藁をどんどん積んで行く。
 ラクダは重いけれど耐えている。
 藁一本はとてもとても軽いけれど
 最後の藁一本を載せると、その重みに
 耐えられなくて、ラクダが潰されて死んでしまう」

というような、たとえ話。

「え、こんな些細なことで、何キレてるの!?」

って思う場面に、遭遇したことは、
誰でもあると思うが、
その些細な事が、最後の藁一本だと言う事もある。

息子の場合は、
普段は理不尽な決め付けも、まぁ、仕方がないな
で済ませていたけれど、

(そして、毎回
 まぁ、仕方がないなで済ませられる
 息子を尊敬していた。私には難しい!)

この本の話が
最後の藁だったらしい。

けれど子どもは寛大なので
数日後には、けろっとして仲良くしているのだが、

無意識の部分では蓄積していく。

 しかも、大人がその理不尽な決め付けを
 話し合いではなく、怒鳴り散らしたら
 子どもに勝ち目はない。

  これは、勿論「いい・悪い」の
  話ではない。
  こういう事が多いからこそ、
  子どもは、子ども同士で
  その事をいつも話し合っていたり
  思いを共有できている、
  といういい事もあるし、
  何のどんな経験が、どういう糧になるか
  誰も分からないのだから。

  ちなみに、私自身、過去で辛い経験程、
  10年以上の月日を経て
  「あー、ここに繋がっていたかー」と
  思う事も多いので。

実はこの話は色々な示唆に富んでいて
様々な角度から検証できる。

子どもと暮らしていると毎日が気付きと発見
の連続で暮らしはとても豊かになる。(感謝)

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■今日のまとめ

・藁一本でラクダが死ぬ。

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