- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
【顧客のイメージを落としていますか?】
-
前回でユーザの行動を定義しましたが、そのユーザ(顧客)のイメージを作るのが次です。
企業であれば、業種や立地等もそうですし、担当者の職種や特徴(何を重視しているか等)もあります。
個人であれば、性別・年齢・働き方・特徴・興味関心事項・居住場所・年収・キャリア等があります。
ペルソナという手法がありますが、「理想のユーザ像はどうなんだろう」ということを考えてください。
その上で、前回書いたような流れに当てはめて、ユーザを広げながら、
どんなことに興味を持っているか、持ってもらうかということを考えてください。
そうすると、
・ウェブ上に必要な要素(役割や態度変容イメージも合わせて)
・ウェブ上でうまくいった場合に変化が起こる指標
が決まります。
ウェブは生き物で、状況に応じてどんどん変化をつけられますが、
大事なのは解析をしながら、コンテンツを充実させたり、
要素の取捨選択(ナビに何を入れるか等)をしていくことです。
これらは、外部(広告代理店や制作会社等)の仕事ではなく、
内部の仕事です。
ウェブは多くのユーザが色々な状況で訪れるという性格もありますし、
自ら選んで来ているという性格上、いわゆる広告(電車広告等)とは異なります。
ですから、
・社外のスーパーなライターが作った文章
よりも
・社内の顧客のことや商品・サービスを熟知したスタッフが書いた普通の文章(with高い更新頻度)
の方が効果的です。
そして、そのコンテンツ(文章や写真等)を作成するための道しるべになるのが
顧客のイメージから来る行動予測とそれを計測するウェブ解析です。
ウェブで成功している会社は多くありますが、
共通点は「いい広告代理店や制作会社に依頼している」ではありません。
それも1つの要素ですが、一番は「社内の人が意欲を持ってウェブに向き合っている」ことです。
SEOやSEMではインハウスの時代と言われていますが、
ウェブマーケティング全般がそうです。
余談ですが、内部でしっかりやる効果として「他責に出来ない」ということもあります。
失敗したときに「あの会社がこう言ったからやったんです」ではなく、
営業が数字で評価されるのと同じように
「部署もしくは個人の評価」として、実施するということが大事です。
でも、そんなこと言っても、そんなこと出来ないというウェブ担当者の方が多いです。
そういう方は外部をうまく活用していけばいいのですが、
そういう場合にでも社内スタッフとして理解が必要なのは「ウェブ解析」です。
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