
- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、皆さんは、「クラウドファンディング」という言葉をご存知でしょうか!?
最近、「クラウド」といえば、「クラウドコンピューティング」という言葉を良く聞くようになりました。
クラウドコンピューティングとは、一般的に、「ソフトウェアやハードウェアの利用権などを、ネットワークを通して利用者に提供するサービス」などの意味で使われています。
そして、ここでいうクラウドの単語は、「cloud(雲)」です。
それに対して、今回取り上げる「クラウドファンディング」のスペルは、「crowd(群衆)funding(資金調達)」と書きます。
つまり、「群衆から資金調達」を行うという意味になります。
クラウドファンディングの調査サイトによれば、インターネットを通じて不特定多数の個人から小口資金を集めた資金調達額が、2012年に、世界中で28億ドル(約2800億円)にも上ったとしています。
また、米国においては、昨年、「起業促進支援法(JOBS法)」が成立し、起業したばかりの企業であっても、親類縁者に頼らずに、一般投資家から資金を集めやすくなったといわれています。
クラウドファンディングには、対価を求めない「寄附型」と、通常の投資と同じ「投資型」があります。
日本でも、東日本大震災のあとに、「寄附型」のクラウドファンディングがメディアで紹介されていたのを憶えています。
今後、日本においても、法律が整備され、起業家を小口で支援できる仕組みができるのではないかと期待しています。
ただ、「ネットで資金を集める」というと、今回問題となっているMRIインターナショナルのような“詐欺まがいファンド”もあるので、「寄附型」にしろ、「投資型」にしろ、しっかりとサイト運営会社を見極める必要があります。
法律の整備が整い、信頼のおける運営母体であれば、今後、「顔の見える個人起業家や中小企業者」に対し、直接、個人が寄附や投資ができる仕組みができることになります。
そうなれば、「自分の意思によって、より価値あるお金の使い方ができる」ようになるでしょう。
日本の将来を考えた場合、新しい事業を支援し、直接顔の見える相手に寄附を行えるような土壌を作っていくことは、とても大切な取組みではないかと思います。
わたしも、個人的に、このような取組みを支援していきたいと考えています。
それでは、今週末も穏やかな日をお過ごしください。
このコラムの執筆専門家

- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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