- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
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一昨日、ビジネスジャーナルにて「海上自衛隊、取材者ブラックリスト作成で一部取材対応拒否か…違法の可能性も」という記事が掲載されました。詳しくはこちら 。
内容は見出しから推測できる通りですが、以前広告代理店からの相談で似たような対処をしているクライアントにどう接すれば良いかという相談を受けたこともあることから、実際に意に反した記事を書いた記者を除外するような行為は少なくとも行われているのだろうと推測します。
意に反した記事が掲載された場合はどうすれば良いか。
真っ先にしなければならないのは、記者に対する抗議では無く自身の振り返りです。
本当に意に沿った記事ができる状況であるのか。意に沿った記事を書くために、適切な情報を提供したのか。また説明の仕方は適切だったのかを見極める必要があります。
同時に、記者との関係には問題は無かったのか。記者も人間であり感情をもった生き物であることはいうまでもありません。相手の立場に立って考えた際、付き合い方が適切だったのかも重要な視点でしょう。初対面の記者ならなおさら十分な理解を得られたのか否かを検証する必要があるだろうと思います。
また明らかに記事が間違いの場合は、広報100箇条:記者に誤報を書かせるな を参考下さい。
記事に書かれているようなブラックリスト化して記者を受け入れないという対処をするとどうなるのか。これは仮に自身が記者だとしたらどうするかを想像すれば答えが出るように、記者はペンを武器に変えることになるでしょう。つまり意に反した報道をする記者は排除する姿勢をみせるということは、幾ら攻撃しても構いませんよという意思表示であることを十分に認識する必要があります。
明らかに意図しない記事を書く記者はそういません。殆どの原因が発信者側にあることが多いように思います。意に沿った報道を得るに十分なニュース性なのか、情報は十分か、説明方法含めた対応は適切かなど、事前に十分な検討をすることをお勧めします。
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